...しかして幸福なるものにとりては千代も八千代も変らぬ世こそ望ましけれども不幸なるものにとっては変り行く世の中ほど楽しきものはあらざるなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...千代も八千代も末かけて...
田澤稲舟 「五大堂」
...君が御代をば八千代とぞ鳴くと立ちながらつづけて莞爾(にっこ)と笑いましたので...
中里介山 「大菩薩峠」
...「君が代の千代八千代」をうたったのは...
蜷川新 「天皇」
...岡田八千代」とした七月二日出の繪はがきは...
長谷川時雨 「あるとき」
...八千代さんはそこらの障子を閉(し)めてくれて傍(そば)へ来た...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...先日(こないだ)出勤した八千代さんからまで借りてるんだもの...
広津柳浪 「今戸心中」
...八千代の、ビフテキも、結構である...
古川緑波 「八の字づくし」
...八雲、八千代、八百文...
古川緑波 「八の字づくし」
...八千代てふ安グリルへ行き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この八千代椿もまた玉椿も実際はツバキの植物名でも無ければまた椿(ちん)(チャンチン)の植物名でも無くこれは畢竟(ひっきょう)只文学的に生れた名称たるに外ならないのである...
牧野富太郎 「植物記」
...またかの「やちよつばき」(八千代椿)の名称も右の八千歳の語へ「つばき」(椿)を接いで拵(こしら)えたものである...
牧野富太郎 「植物記」
...神風や玉串の葉をとりかさし内外(うちと)の宮に君をこそ祈れ (俊惠)神祇の歌といへば千代の八千代のと定文句を並ぶるが常なるに此歌はすつぱりと言ひはなしたるなか/\に神の御心にかなふべく覺え候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...神風や玉串の葉をとりかざし内外(うちと)の宮に君をこそ祈れ(俊恵(しゅんえ))神祇(じんぎ)の歌といへば千代の八千代のと定文句(きまりもんく)を並ぶるが常なるにこの歌はすつぱりと言ひはなしたる...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...『扶桑列女伝』に、名妓八千代、諱(いみな)は尊子、勝山、諱は張子など記しあるも、遊女の本名を洩(も)らすと、彼はわが妻になる約束ある者など言い掛くる者が出るから、尊者の忌名と等しく隠した故、諱と書いたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...岡田夫人から「八千代集」を頂いた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...小山内八千代さんの「門の草」といふ文集を...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...今の文学士小山内薫(おさないかおる)さんと画家岡田三郎助(おかださぶろうすけ)さんの妻八千代(やちよ)さんとは建の遺子である...
森鴎外 「渋江抽斎」
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