...やそく (八十九歳のお祝い)...
...七八年も前までは、十九にもなつて獨身でゐると、餘(あま)され者だと言つて人に笑はれたものであるが、此頃では此村でも十五六の嫁といふものは滅多になく、大抵は十八十九、隣家の松太郎の姉などは二十一になつて未だ何處にも縁づかずにゐる...
石川啄木 「天鵞絨」
...千八百八十九年の詩集「アソランドオ」の絶筆とはこの詩人が宗教観の根本思想を包含す...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...三百八十九村の民...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...――事変以来八十九日目...
太宰治 「秋風記」
...イの六百八十九番だった筈(はず)です...
太宰治 「新釈諸国噺」
...乗員は当時の推定にて八十九名!天に翔(かけ)ったか千尋の海底に潜ったか爾来(じらい)星移ろい歳変り三十三年と三カ月...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...(第十二歌二百八十九行以下)パトロクロスの奮戰と最期...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...おくらという名だったが――そのおくらが問題なんだ」八十九こういう話をはじめ出した時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...伊勢の月僊和尚(げっせんおしょう)というのが八十九...
中里介山 「大菩薩峠」
...その八十九年の生涯の最後の御奉公として...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...八十九日ならず鼻の下の長い島田の顔がまた健三の座敷に現われた時...
夏目漱石 「道草」
...七九三トン)は同じ年に実に八十九日二十一時間の驚異的記録を作った...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...延期説賛成者百八十九に対する断行説賛成者六十七で...
穂積陳重 「法窓夜話」
...長谷川 八十九か九十かですね...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...百人女が居れば、八十九番目位の、ホントに平凡な人なのよ...
三好十郎 「樹氷」
...間隔は千八十九年...
武者金吉 「地震なまず」
...」蘭軒は八十九年前に於て此言(こと)をなした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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