...眉が八の字になつて...
高濱虚子 「俳諧師」
...やれなんだのだって」ブラウンは額に八の字を寄せ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...八の字ゴウロはどこにあるのか...
土田耕平 「八の字山」
...八の字のはしへ来ました...
土田耕平 「八の字山」
...その同じ八の字の形が...
土田耕平 「八の字山」
...その裾を八の字にひらいた長崎の町々の...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...そうなるとこの八大政綱なるものの八の字にからまる権威はまことに怪しいものとならねばならぬ...
戸坂潤 「社会時評」
...されば本業の小説も近頃は廃絶の形にて本屋よりの催促断りやうも無之(これなき)まま一字金一円と大きく吹掛(ふっか)けをり候ものゝ実は少々老先(おいさき)心細くこれではならぬと時には額(ひたい)に八の字よせながら机に向つて見る事も有之候へども一...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...こういう人達は五月人形のように股(また)を八の字に開いて腰をかけ...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...八の字は見る見る深くなった...
夏目漱石 「虞美人草」
...いきなり太い眉に八の字を寄せて...
夏目漱石 「虞美人草」
...両方とも八の字を寄せている...
夏目漱石 「三四郎」
...八の字が、鳩(はと)が二羽向いあったような書体にできているのが面白い...
夏目漱石 「夢十夜」
...八の字の尾に逆(さ)か立(だ)ちを命じたような髯を見るや否や御多角(おたかく)はいきなり台所へ引き戻して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...(と八の字を鼻の下にかく)山賊ひげつて奴です...
新美南吉 「ラムプの夜」
...八の字がよって困る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...八の字、たのしからず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...近づき難い・八の字をよせた・恐ろしい・しかめっ面に描いて見せるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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