...額に八の字を寄せ...
石川啄木 「赤痢」
...その八の字の間へ首を突っ込んで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「お父さん八の字の道を知つてゐるの?」「知つてゐるとも...
土田耕平 「八の字山」
...前山(まへやま)が迫つてきて、八の字は、そのかげにだん/\見えなくなります...
土田耕平 「八の字山」
...八の字の左の棒へつきました...
土田耕平 「八の字山」
...その同じ八の字の形が...
土田耕平 「八の字山」
...丁度八の字髭が生へたやうなものだ...
長塚節 「利根川の一夜」
...勝とうと焦(あせ)る八の字のみである...
夏目漱石 「草枕」
...ありもしない眉(まみえ)へ八の字を寄せて...
夏目漱石 「坑夫」
...男は八の字を寄せて...
夏目漱石 「三四郎」
...両方とも八の字を寄せている...
夏目漱石 「三四郎」
...「今日は妙な半襟を掛けてますね」「これ?」梅子は顎(あご)を縮めて、八の字を寄せて、自分の襦袢(じゅばん)の襟を見ようとした...
夏目漱石 「それから」
...余は八の字を寄せて...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...八の字が、鳩(はと)が二羽向いあったような書体にできているのが面白い...
夏目漱石 「夢十夜」
...すると主人の一軒置いて隣りに浮いてる男が八の字を寄せながら「これはちと利(き)き過ぎるようだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もう/\八の字が深くなり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三田は額に八の字を描いて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...落ちるのが恐(こは)いからいやですつて行かうといひませんもの」キャラ侯は八の字を額によせました...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
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