...ふと例の煙草屋の金歯の亭主が、箱火鉢を前に、胸を反らせて、煙管(きせる)を逆に吹口でぴたり戸外(おもて)を指して、ニヤリと笑ったのが目に附くと同時に、四五人店前(みせさき)を塞いだ書生が、こなたを見向いて、八の字が崩れ、九の字が分れたかと一同に立騒いで、よう、と声を懸ける、万歳、と云う、叱(しっ)、と圧(おさ)えた者がある...
泉鏡花 「婦系図」
...眉が八の字になつて...
高濱虚子 「俳諧師」
...立て膝をして両脛(りょうはぎ)を八の字に蹈ん張っているナオミの足の...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その岩を八の字ゴウロと呼びました...
土田耕平 「八の字山」
...八の字山の八の字の形が...
土田耕平 「八の字山」
...眉間(みけん)に八の字を寄せて腹立たしげな様子で...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...又落膽して額に八の字をよせる事もあるが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...されば本業の小説も近頃は廃絶の形にて本屋よりの催促断りやうも無之(これなき)まま一字金一円と大きく吹掛(ふっか)けをり候ものゝ実は少々老先(おいさき)心細くこれではならぬと時には額(ひたい)に八の字よせながら机に向つて見る事も有之候へども一...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...八の字は見る見る深くなった...
夏目漱石 「虞美人草」
...「今日(けふ)は妙な半襟(はんえり)を掛けてますね」「これ?」梅子は顎(あご)を縮(ちゞ)めて、八の字を寄せて、自分の襦袢の襟を見やうとした...
夏目漱石 「それから」
...額(ひたい)に八の字を寄(よ)せて...
夏目漱石 「それから」
...時々八の字を寄せて人に物を云う癖のある」といったような言葉をぽつぽつ頭の中で憶(おも)い起しながら...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...すっかり流れてしまいました」「おやおや」と細君は八の字を寄せながら感嘆した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すると主人の一軒置いて隣りに浮いてる男が八の字を寄せながら「これはちと利(き)き過ぎるようだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...八の字の尾に逆(さ)か立(だ)ちを命じたような髯を見るや否や御多角(おたかく)はいきなり台所へ引き戻して...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...眉を八の字に寄せ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...自分の顔に八の字のひげを描いて見せると...
槇本楠郎 「仔猫の裁判」
...いささか八の字の鬚(ひげ)をたくわえたり...
三宅花圃 「藪の鶯」
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