例文・使い方一覧でみる「八」の意味

...八「又種彦（たねひこ）の何か新版物が... 八「又種彦の何か新版物がの読み方
芥川龍之介「戯作三昧」

...漁師の若者のふたりは、化けものをこわがって、どうしても、はいりませんので、探検隊は、黒井博士、松野さん、八木さん、小林少年、八木さんのつれてきたふたりの青年の、つごう六人です...
江戸川乱歩「怪奇四十面相」

...それをコシの八俣（やまた）の大蛇が毎年來て食（た）べてしまいます... それをコシの八俣の大蛇が毎年來て食べてしまいますの読み方
稗田の阿禮、太の安萬侶武田祐吉訳「古事記」

...赤岳が六千八百五十七尺... 赤岳が六千八百五十七尺の読み方
大町桂月「層雲峡より大雪山へ」

...ニューヨークの湖水では水面下八十フィートのところでマスのために仕掛けられた釣鉤（つりばり）でカイツブリがつかまえられたそうだが...
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...八畳の間の襖（ふすま）を締め切って... 八畳の間の襖を締め切っての読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...もはや決して若いとはいえぬ、三十八か、ひょっとしたら九にもなろうという年配だが、そもそもこの『老年』という奴は、彼自身の言い草によると、『まるで拔き打ちに』彼を襲ったのだった...
ドストエーフスキイ神西清訳「永遠の夫」

...その主人の彌八郎は... その主人の彌八郎はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...胸塞りて、直に立ち出で候」（第三十三巻、一八九頁）... 胸塞りて、直に立ち出で候」の読み方
服部之総「空罎」

...をばさん？」「べつのオやつてみんしや」八ツ口からふくふくした腕を出してゐたのを...
林芙美子「小さい花」

...八日の午後四時頃になるとやって来て... 八日の午後四時頃になるとやって来ての読み方
久生十蘭「墓地展望亭」

...一日鶴が岡八幡に参詣して　み神楽を征夷将軍ならずしてわが奉る鶴が岡かな　と歌ひ上げたが...
平野萬里「晶子鑑賞」

...四方八方、よしや目路のかぎりが再びいつかの大地震のときのよう大焼野原になってしまったとて唯ひとつ私には、信ずる稼業があるばかりだ...
正岡容「小説　圓朝」

...歌右衛門十八番のお芝居を見まして... 歌右衛門十八番のお芝居を見ましての読み方
三浦環「お蝶夫人」

...八十七歳とかでアメリカへにげてゆきました... 八十七歳とかでアメリカへにげてゆきましたの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...妻るんとは有竹の分家になつてゐる笠原新八郎方に往つた... 妻るんとは有竹の分家になつてゐる笠原新八郎方に往つたの読み方
森鴎外「ぢいさんばあさん」

...天下の富豪大倉喜八郎氏が百何十万円とかを投じて賀筵（がえん）を張る... 天下の富豪大倉喜八郎氏が百何十万円とかを投じて賀筵を張るの読み方
夢野久作「街頭から見た新東京の裏面」

...幼少から八蔵の顔はよく見知っていたのである... 幼少から八蔵の顔はよく見知っていたのであるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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