例文・使い方一覧でみる「八」の意味

...お八重は返事も碌々せず... お八重は返事も碌々せずの読み方
石川啄木「天鵞絨」

...ところが水素原子の重さである一・〇〇八を四倍しますと四・〇三二となってヘリウム原子の本当の重さ四よりは〇・〇三二だけ重いことになります...
海野十三「放送された遺言」

...七つか、八つの頃、五所川原の賑やかな通りを歩いて、どぶに落ちました...
太宰治「津軽」

...十一月八日雨、行程五里、湯ノ原（ユノハル）、米屋（三五・中）やつぱり降つてはゐるけれど小降りになつた、滞在は経済と気分とが許さない、すつかり雨支度して出立する、しようことなしに草鞋でなしに地下足袋（草鞋が破れ易いのとハネがあがるために）、何だか私にはそぐはない... 十一月八日雨、行程五里、湯ノ原、米屋やつぱり降つてはゐるけれど小降りになつた、滞在は経済と気分とが許さない、すつかり雨支度して出立する、しようことなしに草鞋でなしに地下足袋、何だか私にはそぐはないの読み方
種田山頭火「行乞記」

...八幡様におまゐりしました... 八幡様におまゐりしましたの読み方
豊島与志雄「ふしぎな池」

...お前が言ったろう」「ヘエ――」八五郎... お前が言ったろう」「ヘエ――」八五郎の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...――五六人の仲間を八方に隠してありますから... ――五六人の仲間を八方に隠してありますからの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...神妙にせい」パッと組付いて行くガラッ八... 神妙にせい」パッと組付いて行くガラッ八の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「なんだ八か... 「なんだ八かの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...親分」八五郎は茫漠（ぼうばく）とした顔を挙げました... 親分」八五郎は茫漠とした顔を挙げましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「八さん、お待ちなさいよ、吉之助が親殺しの下手人なら、もつと念入りにカギを隱しておきますよ」お品はあわてゝ留めました...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...これが七八貫目もありさうで... これが七八貫目もありさうでの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...頼もしいところがあるね」八五郎はツイ思つたことを言つてしまひました...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...私の七ツ八ツから十歳ぐらゐまでは... 私の七ツ八ツから十歳ぐらゐまではの読み方
長谷川時雨「日本橋あたり」

...また七損八益を説くに... また七損八益を説くにの読み方
森鴎外「渋江抽斎」

...八方へ衝き擴がつて行つた... 八方へ衝き擴がつて行つたの読み方
ピエル・ロチ　Pierre Loti 吉江喬松訳「氷島の漁夫」