...リーマン博士は案外にも僕の申し入れを全面的に承諾して...
海野十三 「宇宙尖兵」
...バチラーの観察は全面的に正しい...
知里真志保 「アイヌ語学」
...科学的認識と文学的表象との連絡が日本文学始まって以来初めて全面的につけられる運命だったからである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...山裾から山裾への谷間――狭い平地――を全面的に蔽いつくす河流となる...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...その基本的諸矛盾を全面的に分析し...
野呂栄太郎 「『日本資本主義発達史講座』趣意書」
...全面的にかあるいは部分的にでも勝ってきた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...闘争は全面的になった...
久生十蘭 「海難記」
...私は全面的に同意する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...自分が様々の形で階級的に経験をふかめられて行くにつれて一層窪川稲子の価値が全面的に分って来て...
宮本百合子 「窪川稲子のこと」
...全面的にこの大切な点が会得されなければ甲斐がない...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...彼は観念が構築し捏造するもろもろの学問を全面的に排斥し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...全面的に我が国の方向を誤らしてはならぬ...
山本実彦 「十五年」
...平家の頃はまだこの輸入思想が全面的に武門に浸透してゐなかつた爲です...
吉川英治 「折々の記」
...史料に益なし」などとほかの箇所まで全面的に無視されることもあったりしたのだが...
吉川英治 「私本太平記」
...戦後政策の失敗から、領民のあいだに不平が勃発(ぼっぱつ)し――またそれを煽動(せんどう)するものもあって、たちまち新占領地の地盤はくつがえされ、ここにも一揆(いっき)の火、かしこにも一揆の火があがり、全面的に、反信長色に塗りつぶされてしまったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...従って現在の生物学は全面的に書き直すことになるだろう...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...それだけで新興武士階級の思想を全面的に知ることはむずかしいかもしれぬが...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...そこからくる優しさがこの堂に全面的に現われている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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