...単独生活をする動物ならば個体間の生存競争がその動物の生存競争の全部であるが...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...全部で11人がこれを食べ...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...その範疇論に立脚することによってイデオロギー――意識・政治秩序・文化――に対する基本的な(但し後に見る通りまだ全部ではないが)論理的批判――之が同時に歴史的批判である――を与えることが出来る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...彼の在任中に招いた外国人は全部で七十五名に及び...
中谷宇吉郎 「『ケプロン・黒田の構想』について」
...全部で五巻のうちの第一巻が出たのである...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...シューマンの傾倒の全部ではなかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...だからそれ全部でもつて一つの靈感を形づくるものと見て差支へない...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...全部で二十六の屍体が現れている...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...これが博士の興味の全部であり...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...しかしこれらが全部ではない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これが一般に彼らが食う全部である1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...写したものはこの表が全部ではなく宮本文書目録そのほか一通二通のもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...少なくとも笑いは芭蕉の俳諧の全部ではなかったと同時に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...戸数は全部で四十七あるが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「これで全部です」とあだこは云った...
山本周五郎 「あだこ」
...私の記臆にはあり/\と殘てをる……筑波山と大寶沼(古の騰波の淡海)とは君が所有せらるゝ自然の全部であつて...
横瀬夜雨 「花守」
...こうしてはいられない」金吾ひとりはお粂の生活全部であります...
吉川英治 「江戸三国志」
...「顔」の一部ではなくて全部である...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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