...将来物理学全般にわたっての基礎問題として重要なるべきあるものに必然に本質的に連関して来るものと言ってもよい...
寺田寅彦 「備忘録」
...一般に芸術性全般に渡る観念の再検討の動機ともならねばならぬ...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...延いて政治的思想的言論全般に就いての箝口令を意味している...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...真理に就いて(又その哲学観全般についても)自から称する通り...
戸坂潤 「辞典」
...文化全般に於ける漱石的要素なるものが問題だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この解釈哲学という哲学のメカニズムは非常に広範な(寧ろ哲学的観念論全般に渡る)適用の範囲を有っている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ひろく社会全般にわたって専門家を糾合しようとしたのであり...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...フランス婦人全般に押し広げてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...序近頃芸術は世界全般に亙つて衰へ...
中原中也 「詩に関する話」
...しかし以上の話は、全般に亙って、贔屓(ひいき)目に見ている点が大いにある...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...それを全般に押し広めることは不聡明である...
野上豊一郎 「演出」
...それらはいずれも分量が少なく或る一時代の音韻全般にわたってこれを知ることは出来ない...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...いろんな女がどうして女の業績全般に対してひどく無頓着なのでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...国民全般に俺達の考えを充分に植えつけ戦争に反対させる事が出来なかった...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...モンテーニュは社会全般に正義がおこなわれ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...民藝全般に拡大せねばならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...戦略地全般にたいして七分の利を占め...
吉川英治 「新書太閤記」
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