例文・使い方一覧でみる「全篇」の意味


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...殊に冒頭の一節はあの全篇に漲(みなぎ)つた写生的興味を破つてゐる...   殊に冒頭の一節はあの全篇に漲つた写生的興味を破つてゐるの読み方
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」

...全篇の中でも恐らくは最も落付かないものである...   全篇の中でも恐らくは最も落付かないものであるの読み方
阿部次郎 「合本三太郎の日記の後に」

...眞理を愛するがために矛盾缺陷暗黒の一面をもたじろがずに正視せむとする精神とは全篇を一貫して變らないと信ずる...   眞理を愛するがために矛盾缺陷暗黒の一面をもたじろがずに正視せむとする精神とは全篇を一貫して變らないと信ずるの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」

...これが全篇を動かすほど働くであろう...   これが全篇を動かすほど働くであろうの読み方
泉鏡花 「薄紅梅」

...全篇を貫くモティーフは題名が最もよく示している...   全篇を貫くモティーフは題名が最もよく示しているの読み方
戸坂潤 「読書法」

...探偵小説は全篇機械より生まれたる神の主宰する一つの帰納論理の集合である...   探偵小説は全篇機械より生まれたる神の主宰する一つの帰納論理の集合であるの読み方
中井正一 「探偵小説の芸術性」

...全篇にわたって牧野さんの筆がはいっているので...   全篇にわたって牧野さんの筆がはいっているのでの読み方
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」

...そこで虚子大人の意見なるものを御參考の爲めに一寸申し上げる○全篇を通じて會話が振つて居らん...   そこで虚子大人の意見なるものを御參考の爲めに一寸申し上げる○全篇を通じて會話が振つて居らんの読み方
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」

...――この三つのものをリルケが悲歌全篇にわたつて人生の重要な要素と考へてゐることは誰にも分かる位...   ――この三つのものをリルケが悲歌全篇にわたつて人生の重要な要素と考へてゐることは誰にも分かる位の読み方
堀辰雄 「心の仕事を」

...全篇をもの悲しげに流れてゐる...   全篇をもの悲しげに流れてゐるの読み方
堀辰雄 「「鎭魂曲」」

...全篇悉くが、斯程に類ひもなく傑れて居ります...   全篇悉くが、斯程に類ひもなく傑れて居りますの読み方
牧野信一 「浪曼的月評」

...とは云へ「歓楽」の作者が綴つたこの陋巷は風葉のそれのやう全篇の背景ではなくてほんのその作中の一小部分に過ぎず...   とは云へ「歓楽」の作者が綴つたこの陋巷は風葉のそれのやう全篇の背景ではなくてほんのその作中の一小部分に過ぎずの読み方
正岡容 「根津遊草」

...全篇のほとんど大半をそういう怪奇と戦慄で仕立てていって...   全篇のほとんど大半をそういう怪奇と戦慄で仕立てていっての読み方
正岡容 「我が圓朝研究」

...それ故「或る女」全篇の読後感は...   それ故「或る女」全篇の読後感はの読み方
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」

...全篇が物語として扱われているに相違ない映画...   全篇が物語として扱われているに相違ない映画の読み方
宮本百合子 「現代の主題」

...自身この『地名の研究』の全篇を精読せられたのみならず...   自身この『地名の研究』の全篇を精読せられたのみならずの読み方
柳田國男 「地名の研究」

...全篇青色く冷たい霧に包まれた中で...   全篇青色く冷たい霧に包まれた中での読み方
山本周五郎 「青べか日記」

...右のごとき観察は『源氏物語』全篇に及ぼすことができるであろう...   右のごとき観察は『源氏物語』全篇に及ぼすことができるであろうの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

「全篇」の読みかた

「全篇」の書き方・書き順

いろんなフォントで「全篇」


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