...彼女はまるで全知全能の神のように振る舞っている...
...神は全知全能です...
...全知全能の存在は人間の理解を超える...
...私たち人間には全知全能の力はありません...
...この問題について、彼女は全知全能のように正しい答えを出した...
...断然われわれの全知能を総動員してドイツの科学の進歩...
石原莞爾 「最終戦争論」
...全知全能の国家の政権獲得を夢みている...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...ことに中学程度の生徒には教員の全知全能を期待するような傾向があるとすれば...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...翌九四年大著『全知識学の基礎』(Grundlage der gesamten Wissenschaftslehre, 1795)に著手した...
戸坂潤 「辞典」
...読者は陸軍の全知能を傾けて帰納した結論として...
戸坂潤 「社会時評」
...全知全能なる師の思想を一瞬間に知り得る方便とした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そのみ業のつねに賛美せられ給うべき全知全能のおん父より出ずる力ではございますまいか...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...全知全能の神を完全に捉えることはできない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...もし世の中に全知全能(ぜんちぜんのう)の神があるならば...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...監督の全知全能ぶりにはすきがあることを示しているのだったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...我々は、これらの二重の知覚の両者に、継続した存在を帰することはないので、そしてまた、二重の知覚の両者とも同様の性質であるので、我々の全知覚は、感覚器官と、神経と動物精気の性質に依存していることを、明らかに認めるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...即ち、全知覚は、その存在を支持するために、どんなものをも必要とはしないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...全知覚と全意志は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...一見遍在していて全知全能であるように思われることとにたいして...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...哲学者は全知者と無知者との中間者である...
三木清 「哲学入門」
...哲学は無知と全知との中間であり...
三木清 「哲学入門」
...メフィストフェレスわたしは全知ではないが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...遺憾ながらそれに期待してゐられない憂惧を全知識人がいま痛切に抱いてゐることも事實である...
吉川英治 「折々の記」
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