...最近のトレンドは「全的なエコロジー社会」へと向かっている...
...彼は失敗を繰り返し、全的な転換が必要だと感じた...
...全的な情勢を鑑みて、彼はベストな選択をした...
...その計画は、全的な見地から考えられる必要がある...
...説明が全的でないため、彼女は私たちの意見を理解できなかった...
...全的であるには先づ内面的でなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...内面的とは全的でないと云ふことではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...わたしの從來の一切の疑問に全的解決を與へてくれました...
石川三四郎 「浪」
...外的な仕事の全的な証人ではありえないし...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...故人の瑜瑕(ゆか)並び蔽(おお)わざる全的生活は他日再び伝うる機会があるかも知れないが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...僕は全的に知り抜いているような気がする...
林不忘 「安重根」
...日本という唯一の全的なものが...
戸坂潤 「日本の民衆と「日本的なるもの」」
...良人が出来れば全的に服従する...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...この全的懐疑より免れるには...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...他の階級の読者に対して全的に魅力を喪失するものでない...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...ブルジヨア階級が全的にドストエフスキーを享受したといふ事実も...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...合爾合(カルカ)姫 (いつしか全的に引き入れられて)烏といえば...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...それが全的な社会の臍帯からほとんど離れ切らぬからであることは注意されねばならぬ...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...なお全的にはスポーツといわれぬ理由もここにある...
松濤明 「山想う心」
...そして人民の全的移住が示す如くに何か特に好ましくないことがその土壌か位置の上であるのであれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かかる全的移住は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...二つの作用が関係することの間における結合として行為は成全的活動であり...
三木清 「哲学入門」
...我々のところにある生活の刻々が、最も全的に、充実的に満たされることを希う心持は益深められて来ていて、今では、おそらくあなたの胸のそのあたりにそのような深さで滾々(こんこん)と湛えられている思いが、感じとられるばかりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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