...高谷塾というは『日本全史』というかなり浩澣(こうかん)な大著述をしたその頃の一と癖ある漢学者高谷龍洲の家塾であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...敢(あえ)てその全史に渉(わた)らざるもよし限られし一時代につきてもよく堅実なる研究の基礎となるべきや疑ひなし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...二人の思想家の全史觀の對立は辯證法の構造に於ける對立に於て明瞭に窺はれることが出來る...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...私は昨今仕事の参考に必要になっていた『日本文学全史』(東京堂)久松潜一の『日本文学評論史』(上下)等を買いました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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