...全体的に見まして...
海野十三 「軍用鮫」
...しかし頭の単純な無邪気な唯物論者には災あれ(しかも唯物論者は全体的にかなり無邪気で頭が単純である)……連中は...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...全体的に原典で饒舌だった部分がそぎ落とされ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...全体的に極めて圧縮されていることもまた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...物は全体的に現われる...
戸坂潤 「科学論」
...実在が意識によって全体的に一挙に模写し尽せるものとは考えず...
戸坂潤 「辞典」
...「からだのつくりは全体的に華奢だ...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...頭の中で全体的に組み上げられた作品としては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...全体的にみて英・仏に比べると...
中井正一 「調査機関」
...ローマン派の精神がもうすでに、全体的に、フリードリッヒ大王のポツダムの宮殿の礎石にしかすぎなくなるのが、歴史の展開と共に明きらかになってくる...
中井正一 「美学入門」
...闘牛を全体的に見るにはその辺の座席がよいのだが...
野上豊一郎 「闘牛」
...全体的に悪い方向に行きそうだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それは存在を存在として全体的に考察するのである...
三木清 「哲学入門」
...全体的に云えば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その容態が全体的に改まるのでなければ何にもならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうではなくてむしろ全体的に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...全体的には西涼軍の士気強く...
吉川英治 「三国志」
...とにかく作者はここで光源氏を恋の英雄として全体的に提示した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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