...全体としては真実を書いている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...全体として学問の進歩を助けるものであるのみならず...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...全体として日本の文化を高め知識生活を高めることに努力する外はない...
津田左右吉 「日本精神について」
...「人」を全体として見る時...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...ただ武官群(即ち軍部だが)が全体としてとも角...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それで全体としては...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...彼の想像はふと全体としての杖(つえ)を離れて...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...かようにして全体としては音韻はその数をましたのである...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...――人間の罪悪と道徳的弱点とは全体として見れば打ち克ち得ないものであると云って差支えないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし国全体として見れば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...独自的な伝統と特色とをゆたかにもちながら全体としてその国の人民の宝として十分評価されるだけの文化をもって来ている...
宮本百合子 「木の芽だち」
...徳永直さんなどの小説が、部分々々は良い場合にも、全体としては、公式やポスタアを見るようにツマラなく、タイクツであるのも、そのためではないかと思います...
三好十郎 「恐怖の季節」
...全体として我々が自分の用をたすだけのものが残るならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...* 総体死とは、われわれが個々に、家の中で死ぬのに対して、われわれ総体が、全体として、公衆の目の前に死にざまをさらすことを指していったので、一国全体の滅亡という意味であろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...全体としての秩序と調整を保つ機能なのである...
矢部貞治 「政治学入門」
...全体としてのその結果の総額にあることが見出さるべきである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そして国民は全体としてより富みもせずより貧しくもならないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それは全体として見れば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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