...また全体としての国軍兵力の増加は...
石原莞爾 「戦争史大観」
...全体としての事件が...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...全体としての色調は変化がなくてくすんでいた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...却ってその「人」が「人」としての権威とその全体としてのはたらきを失い...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...全体としての近代文明を無上のもののように思うのは...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...国民や社会の全体としてその生活を如何に進展させてゆくべきかの志向がなく...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...蕪村(ぶそん)七部集が艶麗(えんれい)豪華なようで全体としてなんとなく単調でさびしいのは...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...群集全体として何かを感ずるそういう気分に...
豊島与志雄 「電車停留場」
...全体としては漢軍の成功と匈奴(きょうど)の敗戦とを望んでいたには違いないが...
中島敦 「李陵」
...これは六花平板状の結晶の面に雲粒が幾重にも附着して全体として厚い板になったものである...
中谷宇吉郎 「雪」
...その代り生活全体としては...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...全体としての会員意識の薄弱――著しく活動的なる少数と非活動的なる大多数との分立――を来したことを率直に認めなければならない...
野呂栄太郎 「三田社会科学研究会」
...だが全体としての寺田屋派を仔細に見れば...
服部之総 「新撰組」
...そのためにどうしてもものごとを全体として見失うんだね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...その記憶も漸(ようや)く遠のいて私の心の裡(うち)でそれが全体としてはっきりと見え易いようになり出した...
堀辰雄 「菜穂子」
...一般に全体として工業国におけるよりも貧しいものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人生が全体として本来希望であるためである...
三木清 「人生論ノート」
...部分的には或る程度まで与えながら)全体としては...
三好十郎 「恐怖の季節」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??