...が責任をもって保存していないという意味で完全していないというのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...その独立性を保全し...
太宰治 「惜別」
...燦爛(さんらん)たる羅馬文化……しかも立派に完全したものを見たのでありますから...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...村民の生命財産を保全し得んことを期して非常歎願を敢てし...
田中正造 「非常歎願書」
...「根本的で完全した知識」などと考えられるのも...
戸坂潤 「科学論」
...閣下は清浄円満なる晩節を保全し得て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その神(シン)いよいよ全し」というような...
中井正一 「美学入門」
...その去ること速かなれば速かなるほどその神(シン)いよいよ全し」というような言葉があるように...
中井正一 「美学入門」
...片岡健吉らの草した『国会開設允可上願書』「愈ゝ王室の安泰を保全し...
蜷川新 「天皇」
...艦体を保全しているのが見えたが...
久生十蘭 「海難記」
...従来わが国にまだ一つの完全した日本の植物志すなわちフロラが無い...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...完全した上に更に蛇足(だそく)の画賛を添へるのが心得ぬ事である...
正岡子規 「病牀六尺」
...麁画にても趣向の完全したる者には...
正岡子規 「病牀六尺」
...遙拝所の十八建築なければ設備全しと言うべからずとて...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...多大の財宝をここに持ち込み保全し得るは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...保全し利益するものもまた同じ数だけあることを予想させる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鑑賞もここまで入れば全しである...
柳宗悦 「工藝の道」
...心極はこれで彼の手にも完全した...
吉川英治 「剣難女難」
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