...女王が既に全く死んでゐて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...茶の間で相對した時とは全く別な心持ちになつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...全く気が小さくても弱くてもやれない仕事だと思います...
上村松園 「画道と女性」
...目から下の部分は全く不思議なものであった...
江戸川乱歩 「悪霊」
...明電舎の今日あるも全く母君の力であります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...事実は全くこれと正反対です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...大砲の音やガス容器の爆発の音などとは全くちがった種類の音で...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...この夢の全く取止めようのないのに呆(あき)れているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...全く別の二つの型があるように思われるかもしれない...
中谷宇吉郎 「比較科学論」
...声量を全く失っていた当時の余には...
夏目漱石 「思い出す事など」
...これは一と眼見ただけで全く手に了へず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全く許されないことです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...外部からいいニュースは全くなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...同じころ広津和郎氏がたしか「愛情の訓練」(?)とか題されて描破された新井薬師祠畔の妓女が無軌道の性行と全く同一のもの許りだつたから太だ私の文学修行には役立つところが多かつた...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...全くの別人であった...
松本泰 「緑衣の女」
...全く、杉森をのせ、カーバイト会社の屋根の一部を見せ、遠く遠くとひろがる田舎の風景は、手近いところで一本、ぐっと廊下の角柱で画される為、却って奥ゆきと魅力とを増しているようだ...
宮本百合子 「毛の指環」
...あらゆる激情や物思いや骨の折れるいやな仕事などから全く放たれているせいであると思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(六)社会の初期においては、これらの貨物の交換価値、すなわち一貨物のどれだけが他の貨物と交換せられるであろうかを決定する規則は、ほとんど全く、各貨物に費された比較的労働量に依存するのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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