...また予が入院するといふことは予が近く友人と企てゝゐる或仕事に對しても少からぬ打撃であつた...
石川啄木 「第十八號室より」
...入院するより外に途が無い...
石川啄木 「第十八號室より」
...然し數週間入院するだけの分は與へてあるのだから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あすのうちに入院する...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...しかしあんな部隊長に強制されて入院するのはイヤだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...入院するよりも、直接ここに来ればよかった...
梅崎春生 「幻化」
...甚五はとうとう入院することになりました...
梅崎春生 「凡人凡語」
...國手は赤十字社病院に關係があるところから文太郎は翌日其病院に入院することに極つたので...
高濱虚子 「續俳諧師」
...保養のつもりで入院すると云ってた位だから...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...入院するまでに葉子の支度はかなり手間取った...
徳田秋声 「仮装人物」
...時たまにこのやうに院外で孕んで入院する患者はあつても...
北條民雄 「盂蘭盆」
...×また時とすると親子が揃つて入院することもある...
北條民雄 「続癩院記録」
...入院すると、子供を除いて他は誰でも一週間乃至二週間ぐらゐを収容病室で暮さなければならない...
北條民雄 「癩院記録」
...下宿でもするかのやうにふつと病院に入院する常習癖があるのださうだつた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...病院の三等室へ――それも特別の割引きで――入院する事に決めて貰ったのである...
松永延造 「ラ氏の笛」
...「そいで、入院するに、どの位入るんや...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...入院するのに医者を...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そしたら入院するというさわぎです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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