...入神の出來映えでございました...
芥川龍之介 「地獄變」
...又入神状態(にゅうしんじょうたい)に於(おい)て口で喋(しゃべ)るのは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...全く金剛先生のこの入神の芸術を拝見したがためでありましょう...
上村松園 「謡曲と画題」
...夫人は自らの作りあげた入神(にゅうしん)の技が...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...一 この一節は插入神話である...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...よろしくお願いいたします」ほとんど入神の演技でした...
太宰治 「人間失格」
...最早ここに至っては扮装も変装も入神(にゅうしん)の域に達していると言うの外はなく...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...これもまた入神の臂力を出して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...真に入神の技であると思って...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...入神の腕前を持っていた)――やがて三人四人の話しだす聲が一どきにかち合うまでになった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...陵の祖父李広(りこう)の射における入神(にゅうしん)の技などを語るとき...
中島敦 「李陵」
...しかし彼の入神の技ともいふべきものは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...衒世巧粧妙入神...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...我又語爾、駝穿針孔、較富人入神之國、尤易也...
森鴎外 「古い手帳から」
...※21, 23, 24.)「恃財者入神之國...
森鴎外 「古い手帳から」
...駝穿針孔、較富者入神之國、尤易也...
森鴎外 「古い手帳から」
...「朝真(ちょうしん)観記記事」――木牛流馬(もくぎゅうりゅうば)は入神の自動器械で...
吉川英治 「三国志」
...全く入神恍惚の境に浸っているようであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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