...入牢者の身元が明らかになりました...
...入牢者は逃走を図ったとのことです...
...入牢者の保護観察が決定されました...
...入牢者が暴れて警察官にけがを負わせた...
...入牢者の家族が面会に来た...
...入牢(にゅうろう)の罪に価(あた)いします...
太宰治 「新ハムレット」
...ところが彼は同じ二年に幕府に罪を問はれて「入牢」してしまつたのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼の入牢説を支持してゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「本木傳」の多くが彼の入牢を「ほんの躓き」とする傾向をおびてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...福地源一郎は「同年本木昌造先生故ありて入牢せられぬ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それは入牢が困窮に添えたものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その師歌川豊国(うたがわとよくに)が『絵本太閤記(えほんたいこうき)』の挿絵の事よりして喜多川歌麿(きたがわうたまろ)と同じく入牢(じゅろう)に及ぼうとした当時の恐しいはなしをし出した...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...町奉行鳥居甲斐守に睨まれて入牢...
野村胡堂 「礫心中」
...差し覗くと、月明りのせいもあったでしょう、真っ蒼な顔、「どうしたんだお豊」「私にも解らない」「尤(もっと)もだよ、江戸で十本の指に折られた大分限が、御改革のお蔭で半歳経たぬうちに身上を仕舞(しま)い、父親は入牢、姉さんは自害、たった一人の母親にまで死に別れたんだもの――」「…………」「だがなお豊、不運はお前ばかりじゃない、絵草紙、錦絵は御法度(ごはっと)、彫職の俺などは上ったりだ、元の植木屋に返ったところで、ろくな仕事があるわけは無し、明日から何をして行けば宜(い)いか、見当も付かない始末よ、親の代からの借金は山程あるし、――俺はもう死んでしまい度い」彫物師の要次郎(ようじろう)はお豊に劣らず気が挫(くじ)けて居りました...
野村胡堂 「礫心中」
...エセックス事件のエピローグとなったダニエルは終身入牢であったが...
服部之総 「せいばい」
...妾(しょう)の入牢せしはあたかも午前三時頃なりけり...
福田英子 「妾の半生涯」
...二人とも大いに愕(おどろ)いたので博士は入牢した...
南方熊楠 「十二支考」
...それが一昨年太郎兵衞の入牢(にふらう)してからは...
森鴎外 「最後の一句」
...天子様のために働いて入牢した父を...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...あれほどの攻城と会戦と負傷と入牢と王様への忠勤とを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...楮幣拒否のかどで捕えた入牢(じゅろう)中の者をみな...
吉川英治 「私本太平記」
...入牢ですって?」「はあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...しかしそれでも入牢者はだんだん殖えて行ったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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