...入歯を使わなくても食べられるものもある...
...祖母は入歯をつけている...
...入歯を磨く時は、熱い水で洗わない方がいい...
...入歯のお手入れ方法を教えてください...
...入歯を落としてしまい、壊れてしまった...
...黒い歯の間の一枚の入歯が...
石川啄木 「鳥影」
...総入歯をして不自由な念(おも)ひをしなければならない...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...件(くだん)の入歯を路傍より拾い上げんとせしに...
太宰治 「花吹雪」
...老生の入歯をも被い隠したりと見え...
太宰治 「花吹雪」
...なんですか、とわが呆然(ぼうぜん)たる敵手は、この時、夢より醒(さ)めたる面持にて老生に問い、老生は這い廻りながら、いや、入歯ですがね、たしかに、この辺に、などと呟いて、その気まりの悪さ...
太宰治 「花吹雪」
...十八入歯は、やはり西洋人のこしらえ始めたものだろうと思う...
寺田寅彦 「鑢屑」
...入歯を、発明し、改良して来た西洋人が、もしわれわれと同じ食物を食って生きているのだったら、そうしたら、餅を食っても、飴を食っても、故障の起らないような入歯が、今頃は出来ているのではあるまいか...
寺田寅彦 「鑢屑」
...入歯をやったんですがね...
外村繁 「澪標」
...愛宕山にそんなのがあるかえ」「おやじの口の中にあるのは入歯ですよ」「それが一万二千となんか引っかかりがあるというのか」「それがね」八五郎もそれ以上には知慧がまわりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...次の新しい入歯の型をとり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...右の奥へ入歯した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...右の奥歯と前の入歯をすっかりやり直して呉れる由...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...前の入歯を、夕方仮に入れて貰ふことゝなり、外してしまふ、上唇が口中へめり込み、パク/゜\の爺となる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...入歯の下のがグラついて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...」「金魚のくせに入歯するなんて変じゃないか...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...いつも入歯まで噛みくだいておしまいになりますと...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...今日泌尿の大家である安西博士の往診があるという秋成主治医の前ぶれがあって、午後安西博士が来診、博士はカテーテル挿入の苦痛は、なれてしまえば入歯と同じであるという説を述べ、私は入歯とはうまい比較論だと思い、入歯も入歯、たいへんな入歯だと思った...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...入歯をこぼすような皺嗄(しわが)れた上野介の笑いがひびいた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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