...本朝高僧伝及元亨釈書に後鳥羽帝の御宇僧栄西入宋し天台山にあり道邃(どうずい)法師所栽の菩提樹枝(果枝ならん)を取り商船に付し筑前香椎神祠に植ゆ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...大日(だいにち)という僧入宋して仏照徳光に参す...
南方熊楠 「十二支考」
...入宋(にゅうそう)僧然(ちょうねん)の名などとを配合して作った戯号(げごう)ではなかろうか...
森鴎外 「渋江抽斎」
...――先師全和尚入宋(にっそう)を企てた時に...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しばらく入宋をのばして自分の老病を扶(たす)け...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...入宋は自分の死後でも遅くはあるまい」...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...今入宋求法(ぐほう)の志を起こしたのも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...入宋を留(とど)め給う師の命(めい)もそむき難い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかし今身命を顧みず入宋求法するのは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「今年の入宋はお留まりなさるがよい...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...今一年や半年入宋が遅れたとて何の妨げがあろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...来年入宋なされば師の命にもそむかず入宋の本意も遂げられる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかしもし自分が入宋求法の志を遂げて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...だから今度の入宋の決意は翻すことができぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...何ゆえに「入宋求法」がそれほどに重大であったか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しからば当時の入宋求法は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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