...母は何時までも入口に立つてぶつ/\云つて居た...
有島武郎 「お末の死」
...(ランクがヘルマーの室から出て來る)ランク (入口に立つたまゝ)なあに/\私にお構ひなく...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...小屋の入口に立つ女が視線をよぎった...
梅崎春生 「日の果て」
...音楽会の入口に立つた...
薄田泣菫 「茶話」
...入口に立つてみると...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...広間の入口に立つ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...入口に立つて覗くと...
富永太郎 「ゆふべみた夢(Etude)」
...入口に立つてゐました...
豊島与志雄 「金の猫の鬼」
...實は此處の入口に立つた時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小田卷直次郎の浪宅の入口に立つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の家の貧しい入口に立つと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...到頭まんじりともしなかつたと申しますし」さういふうちに三人は部屋の入口に立つて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...入口に立つて、平次は暫らく中の樣子を見て居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...入口に立つて中をすかして――やれ/\これはもういけない――などと言つて歸つた相で」「それぢや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「これは何んだえ」まだ入口に立つてゐるお信に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は山下の拔け裏の入口に立つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つづいて僕がその入口に立つた時...
原民喜 「災厄の日」
...今私がひいた私の部屋の半ば開いた入口に立つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
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