...かっと頬が熱くなり思わず再び進み入ろうとしたとたん...
梅崎春生 「日の果て」
...自分の行状がフォーゲル夫人の気に入ろうが入るまいが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の床へ入ろうとした...
直木三十五 「南国太平記」
...米友が何を言うかなんぞは全く耳に入ろうはずもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...兄と衝突している時にこんな評判でも耳に入ろうものなら...
夏目漱石 「行人」
...先生がちょうど着物を脱いでこれから海へ入ろうとするところであった...
夏目漱石 「こころ」
...近頃は喜三郎に取入ろうとしていたお皆の方も悪いよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...手頃の空箱を捜しにここへ入ろうと思いましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また彼の許しがなければ無理にでも押し入ろうとどんなにやってみても...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...急いで寝衣(ねまき)に着易(きか)えて床へ入ろうとして...
二葉亭四迷 「平凡」
...やがて黙って家へ入ろうとした...
松永延造 「職工と微笑」
...そして縁側(えんがわ)から入ろうとしてふと見ましたらさっきの傘がひろげて干してあるのです...
宮沢賢治 「風野又三郎」
......
宮本百合子 「悲しめる心」
...若い女が山へ遁(に)げて入ろうとするのを...
柳田国男 「山の人生」
...昔話の部類に入ろうとしているのである...
柳田国男 「山の人生」
...そろそろ夜に入ろうとしている自分の変化を感じて来るのだった...
横光利一 「旅愁」
...一手酬(むく)いては相手の意を逸(そら)して嘯(うそぶ)き――いわゆる七分三分のかねあいの状態が――天正十一年から十二年に入ろうとする期間の...
吉川英治 「新書太閤記」
...入ろうとすれば入ってゆける...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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