...お土産(みやげ)は……あなた横浜の仕入れものはすぐ知れますわ……御覧なさいあれを」といって棚(たな)の上にある帽子入れのボール箱に目をやった...
有島武郎 「或る女」
...銀色の小さな入れものから...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...一〇 酒をかもす入れものとして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...硝子の入れものを糸で下(さ)げて...
鈴木三重吉 「金魚」
...と金魚の入れものを渡すのであつた...
鈴木三重吉 「金魚」
...」おくみは下りて乳の入れものを持つて来た...
鈴木三重吉 「桑の実」
...おくみはどんよりした戸棚から煮物の砂糖の入れものを出したりして...
鈴木三重吉 「桑の実」
...入れものの底に、うどん粉が残るでしょう...
高見順 「如何なる星の下に」
...しかし綿入れもので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...よきところへ着物を脱ぐ入れものをおく...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...入れものは大きいしアガリは相当の筈...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それを町の貧しい家のかみさんや子供達が入れものを持つては拾ふのであつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...学問知識の入れものであり鞘(さや)である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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