...南洲其の免れざることを知り相共に鹿兒島に奔(はし)る...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...兒どもの樣なる物狂ほしき振舞せしも...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一人の穉兒(をさなご)には乳房を啣(ふく)ませ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...糸七は小兒のうちから...
泉鏡花 「遺稿」
...お兒が、『おんちやんおやとり、おんちやんおやとり...
伊藤左千夫 「奈々子」
...四才のお兒はがつこといひ...
伊藤左千夫 「奈々子」
...戸締をして寶兒を抱えて何家(かけ)の方へと一散に走った...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...――これやまた野の法子兒(ほふしご)の化(け)のものか...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...而(さう)して此女(このをんな)には乳呑兒(ちのみご)が有(あ)つた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...道の端の蔭を撰んで下駄の齒入れ屋が荷を下ろして居るわが兒はそこに立止る...
千家元麿 「自分は見た」
...195ベレロポンテス勇將の妻は三兒を擧げ得たり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかして彼を神速の運搬者なる双生兒...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その先祖天兒屋根命が天照大神を輔け奉つた關係から...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...乃ち兒島の地圖を披きて作るところの短歌五首之をその末尾に附す...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...大變が迷兒(まひご)にでもなつたのか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大下宇陀兒(うだる)氏の「蛞蝓(なめくじ)奇談」(『新青年』増刊)これはショート・ストーリーである...
平林初之輔 「新人の諸作一括」
...存外此の假名遣は兒童に歡迎せられたと云ふことを言はれました...
森鴎外 「假名遣意見」
...およぎの出來る兒(こ)にはもつて來いの遊び場だつた...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
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