...児輩(こども)おの/\する事なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...児輩(じはい)の勧めにより金婚式の祝を心ばかりを挙げたり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...児輩及び知己親族より其不可能を以て思い止(や)むべきを懇切に諭されたるも...
関寛 「関牧塲創業記事」
...生出(せいしゅつ)する処の児輩(こら)は却て健康と怜悧(れいり)たるが如し...
関寛 「関牧塲創業記事」
...良家に在っては児輩が厳父を呼んで「のんきなとうさん」と言っている...
永井荷風 「申訳」
...児輩の手を引いて...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...他より伝習して始めて成るかを判ずるにこれら狼に養われた児輩に拠るのほかないと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...大盲飛竜より人魂を受けて新産の児輩(こども)に納(い)れる...
南方熊楠 「十二支考」
...わずかに取り縋(すが)りいる婦女や児輩が驚き怖れて手を放ち溺死する事しばしばあったと聞く...
南方熊楠 「十二支考」
...総而木曾之山水、豚児輩感心仕候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「総而木曾の山水豚児輩感心仕候」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...看他多少男児輩...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...只要児輩読書繁...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「わしに一族の児輩は多いが...
吉川英治 「剣の四君子」
...たとえ有能なる影響を吾人の心霊に与えずとも少なくとも彼の霊的努力は彼がばかにしていた「小児輩」にかなりの勢力がある...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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