...兎に角何とも形容出来ない...
芥川龍之介 「河童」
...)しかし性格や境遇の為に兎に角韻文か散文かの詩を作つてしまつた人々だけに詩人の名を与へるとすれば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...近くに分家でもすれば兎に角...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...」「兎に角、奧さん」と、大野も千代子をなだめるやうに、「これから僕の家へいらツしやい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...「兎に角お持ちなさい...
高濱虚子 「俳諧師」
...兎に角近所まで行つてみまつさ...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...兎に角やることだ...
田山録弥 「手品」
...兎に角、五十年の歳月は、凡ての事に大變化を來してゐる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...けれども兎に角、晋作が先に立ち秋子が続いて、女中部屋を窺いに行った...
豊島与志雄 「白血球」
...「兎に角そんな出来ない相談をしたって...
永井荷風 「申訳」
...兎に角書けるだけのものを書きつくしたのではないか...
中島敦 「光と風と夢」
...へゝッ! 兎に角...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...兎に角、あなたには、すつかりお解りになれないと存じますわ――少くとも私には駄目でございますねえ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...まあ婦人でもよくやることですから――兎に角...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...凡べては静粛に行なわれた――兎に角...
牧逸馬 「運命のSOS」
...兎に角自分には分からない...
リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「白」
...しかし兎に角意見が聞きたいと云うのだから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...兎に角此一冊の脚本は...
森鴎外 「魔睡」
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