...兎に角、かうして私は萬朝報社の記者にさして貰ひました...
石川三四郎 「浪」
...文學界では、兎に角、以前から主義もあり、主張もあり、創作もやつて來たから、諸君に誇らうとすれば誇るところが多少ないではないが、それが近頃、而(しか)も本年、實業的方面に片足を踏み込んだのであるから、その方の事實はまだほや/\なところで、その基礎さへ本當には定らない状態にある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...餘り勢力ある人でもないから、その相談は當てにならないと思つたが、「兎に角、それではよろしく」と云つて、義雄がそこを辭する時、遠藤は、明晩西の宮支店と云ふ料理屋で、北見から講習の爲めに出て來た小學教員どもを招待するから、その席へ巖本天聲と共に來て呉れろと頼んだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...が、まあ、兎に角、これからひとつ説明しよう」そう言って大月は、内ポケットへ手を突込むと、昨日屏風浦の断崖の上で拾った、例の黒く薄い板っぺらの様な小片を取出した...
大阪圭吉 「花束の虫」
...兎に角オルランドルフ版の『ピエールとジャン』をお持ちの方々は...
辰野隆 「銷夏漫筆」
...兎に角何等かの形式で...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...兎に角あの男はの腹の中にゐて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...兎に角僕は輿論が早く聞きたい...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...兎に角全部の書籍の中...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...支那人は兎に角當時之だけのものを持つて居た...
内藤湖南 「日本國民の文化的素質」
...そこで福日でも原田君が他の新聞なら兎に角最初の発祥地である都新聞からの希望では已(や)むを得ないというようなことで...
中里介山 「生前身後の事」
...自分等が軍人の家族ではあるしそれに兎に角僕が軍醫であつたりしたものだから...
長塚節 「開業醫」
...兎に角、番所へ來やがれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎に角これで仕事はドン/″\運ぶだらう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...兎に角彼に取つては多額な金をまんまと貰ひ受けた...
牧野信一 「白明」
...兎に角、ソーホー街と反対の方向に来ているので、非常に急がないと時間に後れてしまう...
松本泰 「日蔭の街」
...しかし兎に角第二の細君が直ぐに出来たのは...
森鴎外 「独身」
...兎に角いろいろなことを考へないで...
吉井勇 「酔狂録」
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