...この故に聡明なるディレツタントは地獄の業火を免れる為に...
芥川龍之介 「僻見」
...とにかく餓死だけは免れることができようとの...
有島武郎 「小作人への告別」
...良心の呵責(かしゃく)を免れることが出来ますッて云うのにね...
泉鏡花 「婦系図」
...それから免れることができるだろうか!その中に...
海野十三 「地球発狂事件」
...鯛にとっては免れることの出来ない運命であった...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その婦人が、よその家で、平田の奥さんに向って、危難を免れる、と二度ほど口走った...
豊島与志雄 「山上湖」
...免れることが出来ない...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...倒産を免れる事例もあるし...
豊島与志雄 「程よい人」
...この全的懐疑より免れるには...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...なお大阪の再挙はどうしても免れることが出来ない勢いであったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...だがどんな事をしても死を免れる魂胆だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...この状態で支配者たるトルコ人と隣人たるアラビア人の掠奪を免れる能力を増そうと期待するのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...吾々は直ちにこの害悪から免れることであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...恰も殖民地に特有なもののやうに思はれる苛々(いら/\)した心状を免れる事は出來なかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「これを免れるということがいかにつまらないことであるか」と考える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大勢の求婚者の追求を免れるために彼らに向って...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしはすべてこのような心づかいを免れることができる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...権勢に阿付(あふ)する意味ではなくして宋の司馬桓(しばかんたい)の迫害を免れるためであった...
和辻哲郎 「孔子」
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