...いきおい衝突を免れない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...間が空き過ぎたりすることを免れない...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...蚕の生命の安全率を犠牲にすることを免れないが...
戸坂潤 「科学論」
...その分析の意味は今示した通り曖昧であることを免れない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...で、文化は、常識的な社会意識と矛盾撞着する可能性を、いつも免れない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...依然として平板卑俗なものであることを免れない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...とにかく観念と云ったような有・存在そのものを取扱うことを免れない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...空疎で不純でスッキリしないことこの上もない似而非日本主義の観を免れない...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...そしていずれの場合においても変化を免れない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...決定論的たるを免れない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...いかにもジャズ吹きらしいキメの荒さと情緒の欠乏とが免れないからであろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...もしかすると次に述べる異論を免れないかもしれない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...しかしこの基準ですらある軽微な変動を免れないが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...需要の減退を免れないものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...抽象的であることを免れないといえる...
三木清 「哲学入門」
...世間の批難は免れないであろうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どうしても人魚を食つた嫌疑を免れない人である...
森鴎外 「追儺」
...(b)誰でもばかを言うことは免れない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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