...時代によりて消長(しょうちょう)を免れないが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...多少の不安を免れない...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...人をして寂寞(せきばく)たらしむるを免れないもので...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...さもなくても大破は免れないでしょう...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...するような欠陥のあることを免れない...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...しかし千慮の一失は免れない...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...A・コントの実証主義は一つの形而上学的哲学としては無論根本的な非難を免れないけれども...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その意図を遂行する立場自身がこの通俗観念に基いているという不幸を免れないのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...少くとも理論上の標準から云う限りでは跛行のそしりを免れない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それは何処までも合目的的世界たるを免れない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...そしてまたもし我々が永久に錯誤と迷妄との餌食であることを免れないとすれば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...やはり免れないのであって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...不精密を免れない...
三木清 「軽蔑された飜訳」
...たとひ不精密であるを免れないとしても...
三木清 「歴史哲學」
...敵を討てば人死のあることを免れない...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...つまりその目的が肉的であって飽満を免れないからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...感覚をもつとすれば堕落を免れない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼はまた貨幣価値の変動によってもこの租税から免れないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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