...さもなくても大破は免れないでしょう...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...初産のことなので多少延引することは免れないらしいのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...個人の意識の外に横たわるにも拘らず依然として個人的意識の概念に依っていることを免れない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...常識の単に消極的な一面をしか見ない処から生じた偏見であることを免れない...
戸坂潤 「科学論」
...蓋し対象から一応引き離して考えられた方法はその限り抽象的であることを免れないからだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...どうもトンチンカンであることを免れない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この意味に於ける主観性は仮説の免れない特色をなす...
戸坂潤 「辞典」
...極めて倫理学的なのであることを免れない...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...康有爲が自ら書く所の字も、此の書論と同樣の趣があつて、一種の奇氣があるけれども、粗漫を免れない...
内藤湖南 「北派の書論」
...誘拐(かどはかし)の同罪は免れない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もしかすると次に述べる異論を免れないかもしれない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二人とも起訴は免れないぞ」「たわごとです」とエイビスが鼻白んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...醇中(じゆんちゆう)に疵(し)を交ふることを免れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...どうしても人魚を食つた嫌疑を免れない人である...
森鴎外 「追儺」
...やはり部分的であることを免れない...
矢部貞治 「政治学入門」
...これは鈍重なかんじを免れない船ではあるが...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...「売名」「軽薄」「増長」の誹(そし)りを免れない事は明白で...
夢野久作 「江戸川乱歩氏に対する私の感想」
...巴里(パリイ)の市内にある公園は聯(れん)や押韻(あふゐん)の正しい詩を読む気がして整然とした所に特色を認める丈(だけ)窮屈な感を免れないが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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