...三樂齋も漸く免るゝことを得たる也...
大町桂月 「國府臺」
...免るべからざれども...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...無益(むやく)の苦しみは免るべし」というきわめて簡単な文句です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...何となれば精神界の事物は精神なき人に對しては遂に愚盲不了たるを免る可からざればなり...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...富者は経を転じて罪を免る...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...有為転変は免るゝことが出来なかつたのか...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...わが手の下す物凄き 370死命を汝長らくは免るゝ事得べからず』しかく宣んして槍飛ばしわざと覘を外し打つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いさゝかも當らば人は凄慘の死を免るゝことを得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...死を免るゝものあらじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...如何に彼が苟安(こうあん)を偸取(とうしゅ)したるの譏(そし)りは免るべからざるにせよ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...私は犯人が罪を免るるを見ました...
浜尾四郎 「死者の権利」
...情ある方々に御恩報じの叶ふべき我れならずさらば免るし給へと身を起すに足もと定まらず...
一葉 「暗夜」
...不徳の名を免るることあり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...まったく軽信軽疑の譏(そしり)を免るべきものと言うべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...必ずまた人の軽蔑を免るべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これに反するものは必ず害を被(こうむ)りて免るべからざること...
福沢諭吉 「日本男子論」
...この窮乏は東堂といえどもこれを免るることを得なかったらしい...
森鴎外 「渋江抽斎」
...つひに此の外道(げだう)の惑ひを免るゝ能はず...
夢野久作 「白くれない」
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