...仮釈放という形で以後のレタスの提供は免じてやりました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...そこは私に免じて...
谷譲次 「踊る地平線」
...その好奇心に免じて起きようと云う気になった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...あの熱心に免じて堪忍(かんにん)してやって下さいまし」「はッ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それに免じて、お二人の正式な清らかな御縁組みを祝福させて下さいましな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...だが一つだけ、この年に免じて、お別れのしるしに、一言(いちごん)忠告をゆるして頂きたい...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...自分に免じて打倒れおる士を助けん事を...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...私に免じて、つまりこうして舊友同志が久々に對面したことに免じてですな...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...平次とやら」「――」「私に免じて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...忠義な人達に免じて今晩は帰るとしよう――そのかわり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この彦兵衞の顏に免じて返してくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こんな危いところをこぎ抜けた私の真心に免じて...
野村胡堂 「天才兄妹」
...日ごろの御懇意に免じて...
久生十蘭 「魔都」
...見物一同これほど奇特な米獅(ピューマ)に免じて彼女を赦さずば...
南方熊楠 「十二支考」
...若さに免じてお目こぼしを願つて置く...
吉井勇 「逢状」
...秀吉のよい機嫌に免じているばかりでなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...「この方の条件を受けいれるならば、お扱いに免じて、徳川どのの罪はゆるしてもよい」信雄の口からいわせておいて、秀吉は、戦捷者(せんしょうしゃ)の立場をとった...
吉川英治 「新書太閤記」
...元の御縁に免じて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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