...四郎の一言で今までの低気圧がたちまち雲散霧消して、光風霽月、かんらかんらと朗らかにうち笑つて別れてしまう...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...光風霽月の雅量は...
高山樗牛 「瀧口入道」
...光風霽月の襟度を示した点は...
辰野隆 「浜尾新先生」
...夕方、いたむ歯をいぢつてゐたら、ほろりとぬけた、そしていたみがぴたりととまつた、――光風霽月だ...
種田山頭火 「行乞記」
...淡々たる光風霽月(こうふうせいげつ)の境地なのであろう...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...彼の心中は決して光風霽月じゃなかった...
平林初之輔 「謎の女」
...お互いの気持ちさえ光風霽月ならベッドが並んでたってかまわないじゃないこと? そう仰言(おっしゃ)ったじゃないの昨日(きのう)」龍之介は...
平林初之輔 「謎の女」
...もってその心事の光風霽月(せいげつ)に比すべきものあるを見るべきである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...何時も光風霽月(せいげつ)でその楽しみいうべからずです...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...著者の胸中はタダ光風霽月害毒の十六ヶ条我出版界のため...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...人間はもう光風霽月なのであらう...
吉川英治 「折々の記」
...光風霽月(こうふうせいげつ)だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...光風霽月(こうふうせいげつ)を友とし...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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