...先達ての折も伺いましてごわりましてな...
泉鏡花 「婦系図」
...あの先達ての様子といい...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...先達て中始終(しょっちゅう)秋雨(あめ)の降り朽ちているのに...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...で、それよりも寧(いっ)そ悄気(しょげ)た照れ隠しに、先達ての、あのしごきをくれた時のことを、面白く詳しく話して、陽気に浮かれていた方が好い、他人(ひと)に話すに惜しい晩であった、と、これまでは、其の事をちびり、ちびり思い出しては独り嬉しい、甘い思い出を歓(たの)しんでいたが、斯う打(ぶ)ち壊されて、荒されて見ると大事に蔵(しま)っていたとて詰らぬことだ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...先達て宮中の園遊会で音楽者...
寺田寅彦 「話の種」
...先達て四五人集った時...
豊島与志雄 「立枯れ」
...お蔭で先達ては久しぶりに溜飲をさげやして...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...先達て、年末から正月へかけてお手伝いすることを約束しましたが、それが出来なくなりました...
豊島与志雄 「反抗」
...先達てかねて紹介して置いた福岡大學の久保博士からの來書に...
長塚節 「土」
...「先達ても一寸(ちよつと)話(はな)したんだが...
夏目漱石 「それから」
...先達ての告白を再び同じ室(へや)のうちに繰り返して...
夏目漱石 「それから」
...先達て見た夏服を着て...
夏目漱石 「それから」
...先達て池の大納言どもが船で観月に出かけたとのこと...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...病人は先達てから左腹部に出來た凝がまだとれなくて...
水野仙子 「四十餘日」
...先達て汽車の中で隣席の男が大きな声で...
宮本百合子 「くちなし」
...先達てうち、再び散文精神ということがとりあげられた...
宮本百合子 「現実と文学」
...先達てのように一寸林町からかりるか派出婦たのむかします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...先達て島田からお見舞の手紙とお金とを戴きました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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