...と云っても先祖代々...
泉鏡花 「霰ふる」
...先祖代々の精霊(しょうりょう)と...
泉鏡花 「縁結び」
...先祖代々の家業の方も...
犬田卯 「荒蕪地」
...本家の義兄が先祖代々の家業を止(や)めて銀行員になってしまった時以来...
谷崎潤一郎 「細雪」
...太閤(たいこう)時代からの家柄でね、先祖代々、異国と御直(おじき)商売というのをやっていたからなかなか金持よ、俸禄はたった七十俵五人扶持(ぶち)しきゃ貰っていねえけれど、五十万石の大名と同じぐらいの金があったそうだよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...うらなり君は土地の人で先祖代々の屋敷を控(ひか)えているくらいだから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...俺は先祖代々の位牌と一緒に...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...先祖代々、南部領の飢饉の貧困の中に生きつづけたせいで、話といえば、つい貧窮問答に落ちてしまうのである...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...谷口家先祖代々の墓も...
火野葦平 「花と龍」
...先祖代々贅澤をしあきて來たやうな顏をしてゐる藝者の...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...先祖代々いかなる領主にも屈せず...
山本周五郎 「おばな沢」
...先祖代々のちょんまげは後生大事...
山本笑月 「明治世相百話」
...皆吾に従え」ってんで自分が先祖代々から受け伝えて来た悪魔の血すじを...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...その先祖代々が体験して来た...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...母の胎内で見て来る先祖代々の進化の夢の中で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...水に悩まされていることは先祖代々からのこって...
吉川英治 「鬼」
...先祖代々から禄(ろく)をはんだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...古い先祖代々のであろう...
若杉鳥子 「旧師の家」
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