...先ず第一に戦術上の観察を試みよう...
石原莞爾 「戦争史大観」
...文部大臣が三君の中先ず第一に坪内君を擢(ぬき)んで報ゆるに博士の学位を以てしたのは推薦者たる大学もまた坪内君の功労を認めざるを得なかったのであろう...
内田魯庵 「明治の文学の開拓者」
...「併し、先ず第一に、現在の賊の巣窟を見たいと思います...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...先ず第一に橋渡しと云うものがあって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...先ず第一には純統計的の研究方面がある...
寺田寅彦 「地震雑感」
...吾々にとっては弁証法を先ず第一に存在の根本法則と考えなければならぬ理由があり...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...社会は先ず第一に知識人と非知識人とに色分けされると考えられ勝ちであるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...会と会員とのための日記という意味を先ず第一に有たなければならぬ...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...先ず第一に偽名してどこかの自動車屋に雇われなければなりません...
浜尾四郎 「死者の権利」
...此の弟子の心には先ず第一に嫉妬...
松永延造 「職工と微笑」
...これを今少し詳しく言えば、先ず第一に、君は「国家が心要としている高い演劇」などと言う言葉の上だけでの大言壮語を一切やめたまえ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...誰でも先ず第一に...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...先ず第一に初学者は身心を清浄にし...
横光利一 「馬車」
...先ず第一にクスコの町がそれを示していた...
和辻哲郎 「鎖国」
...人民は先ず第一に日の神の土地を耕作する...
和辻哲郎 「鎖国」
...先ず第一には彼が庭で足を挫き...
和辻哲郎 「鎖国」
...先ず第一に三好や松永はその把握した権力を敵から守る必要があった...
和辻哲郎 「鎖国」
...先ず第一に着手したのは会堂の建築である...
和辻哲郎 「鎖国」
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