...先ず第一にかくの如き「文明人なるが故に必要な条件」が...
石川欣一 「可愛い山」
...先ず第一に戦術上の観察を試みよう...
石原莞爾 「戦争史大観」
...先ず第一に絵画というものが新古ともに無いのに失望してしまった...
上村松園 「中支遊記」
...泊りの御客は夕方からで御座りまするで……」「しからばここにて一大事を申し聴かすであろうが、先ず第一に、その方に預けて置く品がある...
江見水蔭 「備前天一坊」
...趣味を先ず第一に見る其子の為にも不仁の水とは云われない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...人々は先ず第一に一定の意識(A)を持つことによって...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...先ず第一にあるのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...主観は先ず第一に感性的な知覚や経験を介してでなければ認識・模写・出来ないのだから...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...社会は先ず第一に知識人と非知識人とに色分けされると考えられ勝ちであるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それには先ず第一に...
豊島与志雄 「子を奪う」
...圧倒してくる現実に対して先ず第一に立向わねばならないし...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...三 崇拝する理由数箇条私がソクラテスを好み、かつ崇敬する理由を数箇条にして述べてみるならば、先ず第一には、何事をなすにも、始め己を省み、本心に伺いをたててからするということで、これは、今日世間で頻(しき)りに唱道しつつある、修養なるものの根本となるものである...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...先ず第一に自分はそれから先きに探っておく必要がある...
橋本五郎 「殺人迷路」
...これを今少し詳しく言えば、先ず第一に、君は「国家が心要としている高い演劇」などと言う言葉の上だけでの大言壮語を一切やめたまえ...
三好十郎 「俳優への手紙」
...先ず第一に蓄猫税は無い...
柳田國男 「どら猫観察記」
...……ところで私は先ず第一に...
夢野久作 「一足お先に」
...先ず第一にこれに打ち勝つことが肝要かと思う...
横光利一 「夜の靴」
...先ず第一には彼が庭で足を挫き...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索