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内田魯庵 「淡島椿岳」
...途中ゆく先々で阻止されつつ辛うじて出京した被害民たちは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...先々代ノ羽左衛門ノハ一度カ二度見タト云ウ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...先々代すけまさ公のとき...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...しばらくは行く先々へついて回ったものです...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...だからわしは行く先々で話の種になるような事を仕出来(しでか)したのじゃ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...お小夜の行つた先々を當つて見たが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伊勢詣りとわかれば箱根の関所もやかましいことは言わず、先々の宿も舟も、何かと便宜(べんぎ)を与えてくれる世の中だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先々代の姪の子ということにして自分の家に引取り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行く先々の人氣をさらつて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先々代からの係りあいといいましたが...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...於二先々成敗一者...
穂積陳重 「法窓夜話」
...男たちは行く先々に見透(みとお)しを持った...
本庄陸男 「石狩川」
...百合子は行く先々の地に着くと自炊などゝいふ考へは毛頭もなく...
牧野信一 「好色夢」
...同君はその頃私が第一次「苦楽」誌上へ松井君のお祖父さんである先々代五明楼玉輔の自作人情噺「写真の仇討」についていささか書いたので...
正岡容 「わが寄席青春録」
...当時の酌婦らもそれら各種の作品を行く先々の宴席に利用したりしたものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...私は行く先々に白い交番が新しく新しく出来て行くのじゃないかと思い思い...
夢野久作 「冥土行進曲」
...行く先々の掟(おきて)には素直に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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