...先々月この世を去った...
海野十三 「最小人間の怪」
...明智の行く先々に待伏せしているとしか考えられないのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...四軒五軒と廻る先々での一片二片はそうそう楽なものではないのである...
寺田寅彦 「新年雑俎」
...(明治四十年十一月十日『東京朝日新聞』)三十五気球の競走先々月ベルギーの首府で開かれた万国の気球研究者の会で高価な盃を懸賞にして気球の競走をやらせた...
寺田寅彦 「話の種」
...訪問してゆきそうな先々へはあらかじめ出向いて注意をしてもらう...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...先々代の国王はシンプソン夫人の問題から...
蜷川新 「天皇」
...先々で一杯づつ引つかけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佐渡屋の家中の者を皆殺しにするわけは無いじゃないか」先々代の姪の子で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「槍は何處のものです」「阿波屋の先々代から傳はる道具で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...行く先々で迫害されながら...
久生十蘭 「だいこん」
...すると何が出てきたと思う? 先々代の遺書だよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...男たちは行く先々に見透(みとお)しを持った...
本庄陸男 「石狩川」
...あの先々代の痩せ細つて渋団扇のやうな胸板は...
牧野信一 「剥製」
...林家正蔵(先々代)...
正岡容 「わが寄席青春録」
...先々で食べて下せえよ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...先々で食べて下せえよ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...先々月県下の木工会社さ五千円も貸し付けたって話ですが...
矢田津世子 「凍雲」
...しかしそれは行く先々の王侯や仏徒の好意によって続け得た旅行なのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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