......
内田魯庵 「淡島椿岳」
...先々代ノ羽左衛門ノハ一度カ二度見タト云ウ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...それでなければ先々のあてもなくこの形式論理の一部分を棄てねばならない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...新しい金箔の光る先々代...
直木三十五 「南国太平記」
...先々代からの知遇を得て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行く先々にあの女がチラつきますよ」八五郎は顎を撫でたりします...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お夏は先々代の姪の子なんかぢやなくて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...佐渡屋の家中の者を皆殺しにするわけは無いじゃないか」先々代の姪の子で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...行く先々で見物(みもの)にされるのでやつれてしまった...
久生十蘭 「奥の海」
...百合子は行く先々の地に着くと自炊などゝいふ考へは毛頭もなく...
牧野信一 「好色夢」
...そして私の先々代が...
牧野信一 「剥製」
...当時の酌婦らもそれら各種の作品を行く先々の宴席に利用したりしたものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...先代先々代からの種ヲヂもおれば...
柳田国男 「木綿以前の事」
...しかも行く先々で彼奴(あいつ)の狒々老爺(ひひおやじ)振りを見せ付けられてウンザリしちゃったよ...
夢野久作 「二重心臓」
...行く先々にひかえている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その日の行く先々の路傍で...
吉川英治 「平の将門」
...先々月からの御勘定を今日こそはといふので今まで幾十度となく主人の口車に乘せられて取り得なかつた金を催促に押しかけて來た...
若山牧水 「一家」
...孔子の行く先々の宿が丹念に記されているのを見るであろう...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索