...其底に生命が充溢し...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...胸は感謝の情に充溢(いつぱい)になつてゐて...
石川啄木 「鳥影」
......
伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...性の全王国に神聖の気を充溢させ以て再び崇拝の対象とせしめなければならない...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...新約聖書全体が同じ思想を以て充溢(みちあふ)れて居る...
内村鑑三 「聖書の読方」
...水が低きに流れるように自然に充溢(じゅういつ)させて行くのです...
太宰治 「惜別」
...崩れかかった建物全体に充溢していた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...精力の充溢があるようである...
豊島与志雄 「風俗時評」
...殺気がみるみるその街道に充溢して...
中里介山 「大菩薩峠」
...この耳をそば立ててゐる生命に對して?この戀を失つた女の充溢した心に對して?私にはなほ行くべき道があるのに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...充溢にほかならぬ渾沌の世から抜き出して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...時々彼らの手中においてきわめて充溢した・強力な・ものとなり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...軍備の充溢(じゅういつ)...
吉川英治 「三国志」
...なお持ち前の生命力の充溢(じゅういつ)を示して...
吉川英治 「新書太閤記」
...僕にとつては全く楽しさに充溢した日々である...
淀野隆三 「思ひ出づるまゝに」
...しかも熱に浮かされた自分にはその空虚が充溢に見えるのである...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...また女体に現われた若々しい生の緊張や豊かな生の充溢に注目して...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...内部の充溢を投与しようとするのでなく...
和辻哲郎 「創作の心理について」
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