...身分地位のまるっきり違った今日でも真の兄弟のように呼びかけたり...
海野十三 「振動魔」
...師の子孫を自分の兄弟のように見て...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...間もなく二人は兄弟のように仲好くなりました」と云いながら...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...兄弟のように親しくしていた友達が...
橘外男 「仁王門」
...日頃から朋輩の多い中でも兄弟のように契っていたものを...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...柿の木でも兄弟のように思うとったんじゃろな...
壺井栄 「柿の木のある家」
...兄弟のように仲好くなるのが...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...昔兄弟のように育ち候事など思い候えば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...――でも本当の御兄弟のように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先進生が後進生に講釈もして聞かせ不審も聞(きい)て遣(や)り至極(しごく)深切にして兄弟のようにあるけれども...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これによってこれを観ればウバ彼岸とシダレザクラとは全く兄弟のように縁の近いものである...
牧野富太郎 「植物記」
...子どもたちには兄弟のようにあつかわれながら...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まるで兄弟のように親しみ合っていたのが...
山下利三郎 「流転」
...兄弟のように仲の良いあっしがさそっても...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...なかでも半三郎とは幼い頃から兄弟のように親しく往来した...
山本周五郎 「落ち梅記」
...兄弟のように交わっていられながら...
吉川英治 「三国志」
...私とも兄弟のようにしていました」「ご辺は彼に信用があるか」「もちろん彼は信じていてくれると思いますが」「では……」と...
吉川英治 「三国志」
...人種の違うポルトガル人をもキリシタンたるが故に本当の兄弟のように思うとともに...
和辻哲郎 「鎖国」
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