...兄らしい心配をして...
海野十三 「空襲葬送曲」
...しかし三人が兄の死んでいた実験室に入って行ったとき...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...「兄いもうと」というのを...
太宰治 「弱者の糧」
...長兄には長兄としての無類のよさもあるのである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...帰つてみると、兄は廊下へ出て、囮に火をかけてゐた...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...お馨さんの兄さんが待って居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「で?」「つまり、兄さんだっても、やはりほかの二十四くらいの青年と同じような青年だということです...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...兄さんの所へも和尚さんの所へも...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...兄さんは「全く多知多解(たちたげ)が煩(わずらい)をなしたのだ」ととくに注意したくらいです...
夏目漱石 「行人」
...その代り君の兄さんや御父(おとっ)さんの事も...
夏目漱石 「それから」
...兄貴を籠絡(ろうらく)するつもりだから困りものじゃありませんか」「御舎弟(ごしゃてい)はその後どうなさいました」と宗助は何気ない風を示した...
夏目漱石 「門」
...兄の事や母親のことを考えると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は廿日市の長兄のところから八幡村へ戻る夜路で...
原民喜 「星のわななき」
...かけがえのねえ兄きだ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...一時間近くも荒野の兄弟は...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...客館に着いたそうです」「まだ会わんのか」「兄にせよ...
吉川英治 「三国志」
...十内の従兄弟(いとこ)で...
吉川英治 「日本名婦伝」
...お八重が実家へ帰ってから産んだ義兄との仲の子は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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