...一日彼は福音書をとつて兄弟レオに三度開かせた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...兩親(りやうしん)や兄(あに)の意見(いけん)などは...
泉鏡太郎 「一席話」
...本人は一彦君というミチ子さんの兄にあたる少年をともなって出たまま...
海野十三 「怪塔王」
...自分の室付きのボーイの兄のマクスが皆から無理にすすめられて演奏台に立った...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...せめて、兄の、嬉しそうな顔を、心に残しておきたいと、じっと、顔を眺めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...兄は腹のなかで何を考えているか...
夏目漱石 「行人」
...「徹底していないと思うか」と兄さんがまた聞きました...
夏目漱石 「行人」
...「誰(だれ)?兄(にい)さん?」と聞(き)いた...
夏目漱石 「門」
...尤も御主人と申しても義理の御兄弟ですから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今自分が思つてゐることを兄君に云ふことの出来ない...
牧野信一 「青白き公園」
...長五 くどいようだが、兄き、どうあっても村へ帰らにゃならねえのか?仙太 お前から見れば馬鹿馬鹿しくも思えよう...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...此月に柏軒の兄に贈つた一紙の文がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私とも兄弟のようにしていました」「ご辺は彼に信用があるか」「もちろん彼は信じていてくれると思いますが」「では……」と...
吉川英治 「三国志」
...何も知らずにいる気のいい兄貴(楊雄)は!」と肉切り台へ吐き出すように呟(つぶや)いた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...……だが兄哥(あにき)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...兄者人(あにじゃひと)にも...
吉川英治 「平の将門」
...松井兄弟は、台本にできているセリフを大声でよみ始めるのである...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...義兄は小田原の花柳界で育ったので...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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