例文・使い方一覧でみる「元治」の意味
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...「池田屋事件」という用語で、元治元年に起きた藩士による京都の町人虐殺事件を指す...
...長府藩には、元治元年9月9日に発生した「長州征伐の密雲丸事件」が起こった...
...元治年中、水戸の天狗党（てんぐとう）がいよいよ旗上げしようとした時、八兵衛を後楽園（こうらくえん）に呼んで小判五万両の賦金を命ずると、小判五万両の才覚は難かしいが二分金なら三万両を御用立て申しましょうと答えて、即座に二分金の耳を揃（そろ）えて三万両を出したそうだ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...窃（ひそか）に惟（おも）うに、嘉永、安政より元治、慶応に（およ）んで三個の思想あり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...元治の頃に至っては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...嘉永元年より元治元年に至つて完成せる遺品にして...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...兎に角これと同じ筆法を其の三四年前即ち元治元年に京都に起つた事變に比較して見たならば...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...江戸の浮世絵は元治元年古稀（こき）の長寿を保ちし国貞の死去と共にその終局を告げしとなすも不当には非ざるべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それを見ると祟（たた）りがあるとは奇怪千万」元治（がんじ）元年に京都で暗殺された佐久間象山の門生が二人――ちょうどこの宿屋に泊り合せていたのが肯（うけが）いません...
中里介山 「大菩薩峠」
...時は元治元年の六月五日...
中里介山 「大菩薩峠」
...スルと六月一日（元治元年）の夕方龍馬が扇岩へ来て...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...元治ももう秋の終りで...
服部之総 「志士と経済」
...翌（あく）る文久四年（元治（げんじ）元）正月将軍は再び上洛し...
服部之総 「尊攘戦略史」
...他方八月十八日の変以後元治元年十一月の長州服罪までの一年有余のあいだは...
服部之総 「尊攘戦略史」
...同治三年（我元治元年）に出版したのに始まったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...……（遠くの喊声と身近く音を立てる銃丸の中に腕組をしたまま考えながら井上と仙太の去った方を見送って立ちつくしている）―幕―６ 江戸薩摩ッ原の別寮元治元年六月...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...頃はいつなんめり元治元年は夏の頃...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...どうだ？（水田からは返事なし）袴 あれは……元治元年...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...元治元年七月十六日に此職を以て歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...次年元治紀元甲子四月五日に異母兄徴が歿し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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