例文・使い方一覧でみる「元気を出して」の意味


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...「元気を出して、そして、おちついて物事を考えなければいけないんだよ」と彦太が大人のような口をきいた...   「元気を出して、そして、おちついて物事を考えなければいけないんだよ」と彦太が大人のような口をきいたの読み方
海野十三 「雪魔」

...しかし元気を出して...   しかし元気を出しての読み方
相馬泰三 「六月」

...どうか元気を出して下さい...   どうか元気を出して下さいの読み方
太宰治 「正義と微笑」

...もっと元気を出して...   もっと元気を出しての読み方
太宰治 「男女同権」

...女房が、いや、母が、私にその事を打ち明けてくれたのは、満洲から引揚げの船中に於いてでありましたが、私はその時には肉体的にも精神的にも、疲労こんぱいの極に達していまして、いやもう本当に、満洲では苦労しまして、あまりひもじくて馬の骨をかじってみた事さえありまして、そうして日一日と目立って痩(や)せて行きますのに、女房は、いや、母は、まことに粗食で、おいしいものを一つも食べず、何かおいしいものでも手にはいるとみんな私に食べさせ、それでいて、いつも白く丸々と太り、力も私の倍くらいあるらしく、とても私には背負い切れない重い荷物を、らくらくと背負って、その上にまた両手に風呂敷包(ふろしきづつみ)などさげて歩けるという有様ですので、つくづく私も不思議に感じ、引揚げの船の中で、どうしてお前はそんなにいつも元気なのかね、お前ばかりでなく、この引揚げの船の中に乗っている女のひと全部が、男のひとは例外なく痩せて半病人のようになっているのに、自信満々の勢いを示している、何かそこに大きな理由が無くてはかなわぬ、その理由は何だ、とたずねますと、女房はにこにこ笑いまして、実は、と言い、男性衰微時代が百年前からはじまっている事、これからはすべて女性の力にすがらなければ世の中が自滅するだろうという事、その女性のかしらは私自身で、私は実は女神だという事、男の子が三人あって、この三人の子だけは、女神のおかげで衰弱せず、これからも女性に隷属する事なく、男性と女性の融和を図(はか)り、以(もっ)て文化日本の建設を立派に成功せしむる大人物の筈である事、だからあなたも、元気を出して、日本に帰ったら、二人の兄弟と力を合せて、女神の子たる真価を発揮するように心掛けるべきです、とここにはじめて、いっさいの秘密が語り明かされたというわけなのです...   女房が、いや、母が、私にその事を打ち明けてくれたのは、満洲から引揚げの船中に於いてでありましたが、私はその時には肉体的にも精神的にも、疲労こんぱいの極に達していまして、いやもう本当に、満洲では苦労しまして、あまりひもじくて馬の骨をかじってみた事さえありまして、そうして日一日と目立って痩せて行きますのに、女房は、いや、母は、まことに粗食で、おいしいものを一つも食べず、何かおいしいものでも手にはいるとみんな私に食べさせ、それでいて、いつも白く丸々と太り、力も私の倍くらいあるらしく、とても私には背負い切れない重い荷物を、らくらくと背負って、その上にまた両手に風呂敷包などさげて歩けるという有様ですので、つくづく私も不思議に感じ、引揚げの船の中で、どうしてお前はそんなにいつも元気なのかね、お前ばかりでなく、この引揚げの船の中に乗っている女のひと全部が、男のひとは例外なく痩せて半病人のようになっているのに、自信満々の勢いを示している、何かそこに大きな理由が無くてはかなわぬ、その理由は何だ、とたずねますと、女房はにこにこ笑いまして、実は、と言い、男性衰微時代が百年前からはじまっている事、これからはすべて女性の力にすがらなければ世の中が自滅するだろうという事、その女性のかしらは私自身で、私は実は女神だという事、男の子が三人あって、この三人の子だけは、女神のおかげで衰弱せず、これからも女性に隷属する事なく、男性と女性の融和を図り、以て文化日本の建設を立派に成功せしむる大人物の筈である事、だからあなたも、元気を出して、日本に帰ったら、二人の兄弟と力を合せて、女神の子たる真価を発揮するように心掛けるべきです、とここにはじめて、いっさいの秘密が語り明かされたというわけなのですの読み方
太宰治 「女神」

...元気を出して仕事でも探しに出歩いてくるがいいよ...   元気を出して仕事でも探しに出歩いてくるがいいよの読み方
豊島与志雄 「黒点」

...ようやく元気を出して...   ようやく元気を出しての読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...元気を出して歩きだした...   元気を出して歩きだしたの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...元気を出して村中助けてもらわねばなりませんから...   元気を出して村中助けてもらわねばなりませんからの読み方
永井隆 「長崎の鐘」

...元気を出して、どんな場合にでも、弱ってしまってはならない...   元気を出して、どんな場合にでも、弱ってしまってはならないの読み方
林芙美子 「新版 放浪記」

...ほんとに元気を出して……」「雑色のお母さんのところへは...   ほんとに元気を出して……」「雑色のお母さんのところへはの読み方
林芙美子 「新版 放浪記」

...うんと働らくから芙美ちゃん元気を出して勉強して...   うんと働らくから芙美ちゃん元気を出して勉強しての読み方
林芙美子 「放浪記(初出)」

...元気を出していてちょうだい」黒江氏は...   元気を出していてちょうだい」黒江氏はの読み方
久生十蘭 「キャラコさん」

...もうじきですから元気を出しておもしろくうたって行きましょう...   もうじきですから元気を出しておもしろくうたって行きましょうの読み方
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」

...と寝かせておいて下さる奥様のお心づかいに二倍の元気を出して働きつづけました...   と寝かせておいて下さる奥様のお心づかいに二倍の元気を出して働きつづけましたの読み方
矢田津世子 「旅役者の妻より」

...おばばも元気を出して...   おばばも元気を出しての読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...元気を出して、こんどこそはと思うのだが、いよいよとなると、またその元気がどっかへ行ってしまう...   元気を出して、こんどこそはと思うのだが、いよいよとなると、またその元気がどっかへ行ってしまうの読み方
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」

...峠に着いた時には既に七八寸の深さとなっていたが其処の茶屋で飲んだ五六合の酒に元気を出して留めらるるのを断りながら終にその日...   峠に着いた時には既に七八寸の深さとなっていたが其処の茶屋で飲んだ五六合の酒に元気を出して留めらるるのを断りながら終にその日の読み方
若山牧水 「みなかみ紀行」

「元気を出して」の書き方・書き順

いろんなフォントで「元気を出して」


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扶養   静岡市   戦前  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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