...急に元気よく答えますと...
芥川龍之介 「開化の良人」
...元気よく起き出でた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...」秘書のひとりが元気よく答えました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...また元気よくめざめて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...元気よく一種のアクセントをつけて迎えるのですが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...彼の顔の大きい男の子は父親がどんなに割りのわるい仕事をしているのかなどということは一向知らずにそのそばで元気よくいっしょにはたらいていること...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...少し元気よく吠えて鼻頭(はなさき)を摺(なす)りつけるようにした...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...モーターボートに乗ったところ付近の国民学校の一年生たちが汚ない顔を元気よく輝かせ...
田中英光 「箱根の山」
...元気よく高圧的に言つてきたときは...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...打って変った愛想のよい顔をして元気よく商(あきな)いをした...
徳田秋声 「新世帯」
...元気よく行(ある)き出した...
徳田秋声 「新世帯」
...丁度うまくお会ひ出来たんでね!」吉三郎は元気よく云つて...
長與善郎 「青銅の基督」
...一銭で三株買って植えた唐辛子だけが元気よく実ってゐるのも皮肉に似てゐた...
原民喜 「蠅」
...元気よく学校から帰つて来ました...
槇本楠郎 「母の日」
...元気よく早くから起きられるようにしなければならなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...一二「ほ! 待ち人がまいられたそうな――お出迎え――お出迎え!」と、遊孝が、元気よく立つと、芸者、女中が、雪之丞のために席を設ける...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...なにが不満なのかどれ一つとして元気よくはねてみせるやつはいなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...車井戸の釣瓶(つるべ)が元気よく幾たびも庭の隅できりきりと鳴る...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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