...それから、気もはればれとして、元気よく、また広い世の中へと歩いていきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...元気よくいろいろとしゃべる...
海野十三 「火星兵団」
...元気よく引き下つて往つた...
薄田泣菫 「茶話」
...元気よく長い尻尾を振りまはしながら...
薄田泣菫 「独楽園」
...諸君、元気よく、注意深く...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...彼の顔の大きい男の子は父親がどんなに割りのわるい仕事をしているのかなどということは一向知らずにそのそばで元気よくいっしょにはたらいていること...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...少し元気よく吠えて鼻頭(はなさき)を摺(なす)りつけるようにした...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...子供が元気よく言い放って...
寺田寅彦 「柿の種」
...元気よく小僧を呼んで...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...太郎は元気よく飛びこんでいきました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...また十文字に擦(す)れ違うときにも元気よく鳴きつづけるだろうと思った...
夏目漱石 「草枕」
...窓ぎわで気をとりしずめていた場所から元気よくもどってきた上院議員は...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...冷たい風に吹かれて新鮮な感じになり、頬を赤くして、元気よく、力強い様子だった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「ガー、ガー、ガー、ガー」とあひるさんたちは大へんな声を出して、元気よく、お猫さんのお家(うち)へ来ました...
村山籌子 「お猫さん」
...」と元気よく口走つたかと見ると...
牧野信一 「白明」
...元気よくお互に話し合っていた...
宮城道雄 「声と人柄」
...「おじさん、急用があるんだぜ、今話すから待っていておくれ」次郎はその間に、元気よく、夜具を押入れの中へまるめ込むと、流し元へ走り出して、ほんの真似事(まねごと)だけに顔を洗って来て、「何と言ったッけ……そうそうお蝶だ、切支丹屋敷のお蝶という女(ひと)だ」「それがどうかしたというのか?」「おじさんはあの娘を、去年から血眼で探し歩いているんじゃないか」「おめえも小耳に挟んでいたろうが、お蝶と日本左衛門の隠れた先が、皆目知れないので弱っているのだ」「ところがそのお蝶に、おいらが昨日出会ったんだよ...
吉川英治 「江戸三国志」
...U―君たちも元気よく帰って行った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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