...ただひとり元気よく...
海野十三 「怪塔王」
...哀れな小猫の死骸の上で元気よく喧嘩を続けました...
薄田泣菫 「黒猫」
...元気よく引き下つて往つた...
薄田泣菫 「茶話」
...風に舞ひ、地上に落ちるとはかなく消えて行くのだが、老人は元気よく、雪の進軍、氷を踏んでと唄ひはじめた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...太郎さんは、元気よく大股に、そこらを駈けまわりました...
土田耕平 「峠」
...彼は元気よく命を奉じたものの...
豊島与志雄 「電車停留場」
...「どうか食卓に!」と彼は元気よく言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...だが、二三人の人足は、眼でそれをとめて「大井川の人足の面にかかわらあ」と、元気よく叫んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...さうしたら意外にもお国さんがおなじやうに包みをかかへて元気よく帰つてきて伯母さんに えらい えらい といはれたもので得意になつて学校の話をしてきかせた...
中勘助 「銀の匙」
...」青年は元気よく太息を吐き乍ら笑つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...その日は例になく元気よく格子(こうし)を明けて...
夏目漱石 「門」
...弱ったね」私は元気よく...
林芙美子 「清貧の書」
...元気よく廻れ右をすると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...急に元気よく言った...
堀辰雄 「幼年時代」
...彼はばかに元気よく帽子を取った...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...元気よく飛んで行く姿を見ることもあれば...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...間もなく私は丸々と肥って元気よく富士見町小学校へ通い続けた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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