...九月十月の二た月は矢野もすこぶる元気よく経過し...
伊藤左千夫 「廃める」
...いやほんとうに張り切ってるねえ」すると瓶口は革手袋をはめた手を元気よくパンパンと叩いて...
高見順 「如何なる星の下に」
...あかちゃけた短い髪を元気よくかきあげてから...
太宰治 「魚服記」
...かれ等は元気よく先へ先へと歩いた...
田山録弥 「父親」
...いつまでも元気よく生きている...
豊島与志雄 「非情の愛」
...種彦は忽(たちま)ちわざとらしいまでに元気よく...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...元気よく宮内を待遇した...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...窓ぎわで気をとりしずめていた場所から元気よくもどってきた上院議員は...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...元気よく父と一しょに台所へ行って...
堀辰雄 「三つの挿話」
...元気よく学校から帰つて来ました...
槇本楠郎 「母の日」
...側で見るものには一哩(マイル)も歩かなかったように爽かに元気よく見えるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...元気よくものを言うのは「先生」だけであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...それから元気よく口笛を吹きながらパン屋へ寄ってパンの塊を一つと角砂糖を一袋買ひますと一目散に走りだしました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...」大声で笑って久慈は起き返ると急に元気よく...
横光利一 「旅愁」
...』元気よく受合つて台所から庖丁を取つて来た...
與謝野寛 「蓬生」
...「なんぞ御用にござりまするか」「用だ!」と、元気よく、「金はあるかな...
吉川英治 「新書太閤記」
...杯が元気よく交された...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索