...それからわざと元気よく...
芥川龍之介 「路上」
...九月十月の二た月は矢野もすこぶる元気よく経過し...
伊藤左千夫 「廃める」
...」と元気よくいって窓の処へ覗いたが...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...急にまた元気よく傷つけられた片羽をばたばたさせながら...
薄田泣菫 「独楽園」
...しかし一時間後にも彼は相かわらずはつらつとしていて元気よくもぐり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...元気よく大股(おほまた)に...
土田耕平 「峠」
...打って変った愛想のよい顔をして元気よく商(あきな)いをした...
徳田秋声 「新世帯」
...」彼女はテーブルの上に開いてあった一冊の書物を元気よく取り上げて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いい御天道様だっ」雲助達は、元気よく、駕を担いで走り去った...
直木三十五 「南国太平記」
...種彦は忽(たちま)ちわざとらしいまでに元気よく...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...その日は例になく元気よく格子(こうし)を明けて...
夏目漱石 「門」
...閑古鳥(かんこどり)だのの元気よく囀(さえず)ることといったら! すこし僕は考えごとがあるんだから黙(だま)っていてくれないかなあ...
堀辰雄 「美しい村」
...元気よく云ふのです...
槇本楠郎 「先生と生徒」
...側で見るものには一哩(マイル)も歩かなかったように爽かに元気よく見えるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...南の隅(すみ)の座敷の外から元気よくたたいて戸を上げさせて中へはいった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...』元気よく受合つて台所から庖丁を取つて来た...
與謝野寛 「蓬生」
...かれの計略(けいりゃく)が図(ず)にあたって急に元気よく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「なんぞ御用にござりまするか」「用だ!」と、元気よく、「金はあるかな...
吉川英治 「新書太閤記」
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