例文・使い方一覧でみる「元のままに」の意味
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Ｗ・Ｓ・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...眼窓（めまど）の外は元のままに灰色はしているが...
有島武郎 「或る女」
...顔色一つ変えないで元のままに親しみを込めて相手を見やりながら...
有島武郎 「或る女」
...元のままになつてゐる机の前に坐わつたところへ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...元のままに載っていて...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「ペルゴレーズ街の殺人事件」
...蟻は元のままに一匹...
外村繁 「澪標」
...何もかもそっくり元のままにしておくことです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...元のままに据（す）えておいて...
夏目漱石 「中味と形式」
...元のままに踏みこたえていた...
林不忘 「あの顔」
...しかし十分ならぬ史料からして生きた人間を元のままに再現することは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...倒されたりしたのをいかにも急（いそ）いで元のままに直して取り繕ったような不自然さがあるのだ――そんなことを空想しながら...
堀辰雄 「鳥料理」
...倒されたりしたのをいかにも急（いそ）いで元のままに直して取り繕（つくろ）つたやうな不自然さがあるのだ――そんなことを空想しながら...
堀辰雄 「鳥料理」
...家に還って鋤（すき）鍬（くわ）を持ち行かば蝮ちゃんと元のままに待って居る...
南方熊楠 「十二支考」
...木戸の番所の址がまだ元のままになっていて...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...男は元のままに寝台（ねだい）の上に寝ていた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...竹梯子は元のままになっていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...わざと元のままにおいているのですから...
吉川英治 「新・水滸伝」
...王としての日常のやり方は元のままに続けさせた...
和辻哲郎 「鎖国」
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