...そして弁当を元どおりに包んで腰にさげ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...手の皮は元どおりに手首に嵌(はま)った...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...すっかり元どおりに函の中に収ってしまった...
海野十三 「人造人間事件」
...そして姫の胸を元どおりに閉じてやった...
海野十三 「地球要塞」
...穴は元どおりにふさがってしまったから...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...また元どおりになおしたあとも残っている...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...――これはどうして元どおりにしたらよいだろうか? と尋ねた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...すぐ元どおりに縫い繕(つくろ)って...
橘外男 「蒲団」
...再び元どおりに復活しうる機会を持つという考え...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...元どおりには回復しなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...万事は元どおりになることだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...また完全に元どおりになっていて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...さてその折られた腕が再び元どおりにならなかったとてそれこそとんだ「太鼓針」で...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...グラフィーラはそう云った!「総てを元どおりにしよう!」インガとの生活に失敗したことを感じているドミトリーは...
宮本百合子 「「インガ」」
...自分が帰って手をつければすぐ元どおりになる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...表面は茂七と巳之さんのつきあいも元どおりになったが...
山本周五郎 「柳橋物語」
...元どおりに稼げる...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...なんとか元どおりに直るまでのあいだ...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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