...そして弁当を元どおりに包んで腰にさげ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...また元のように艇長室へ戻ったのだった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...いまは元気に立ち働いているが...
太宰治 「畜犬談」
...これは元来ダーウィンの自然淘汰説に縁をひいていて...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...脚元からぐらついて来るような気がした...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...目籠(めかご)背負(せお)って茄子(なす)隠元(いんげん)の収穫(しゅうかく)にも往った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何となればそのように一切のものを還元し得るものこそ現象に外ならないのであるから...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...それで元からある借金を済(な)して...
夏目漱石 「道草」
...女流落語家の元祖は...
野村胡堂 「平次放談」
...そこも空家だね」子供たちはだん/\元気に...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...人生はフィクショナルなものとして元來ただ可能的なものである...
三木清 「人生論ノート」
...今度も常州一帯下野辺からまで諸方の代貸元達や旦那衆がズラリと顔を揃えて今夜も市は栄えていたんで...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...冬は庭木の根元を見ると...
室生犀星 「冬の庭」
...」同じ銭屋の蔵本の中に又画一元亀の零本があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...是も亦次年元日の詩の註に見えてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「斬られたなァ武井のお貸元の身内だと言うじゃねえか」「そうだって...
山中貞雄 「森の石松」
...元気いっぱいという顔つきで...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...ギリシア劇はアレキサンドロスの東征のころから紀元後へかけて北インドや大夏(たいか)やペルシアで盛んに行なわれた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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