例文・使い方一覧でみる「儺」の意味

...末盧を肥前の松浦とし、伊都を筑前の怡土とし、奴を儺縣、又那津、不彌國を應神天皇の誕生地たる宇瀰に當つることは本居氏以來、別に有力なる異説もあらざればすべて之に從ふ...
内藤湖南「卑彌呼考」

...妓八郎と桜木に徃き追儺の豆まきをなす... 妓八郎と桜木に徃き追儺の豆まきをなすの読み方
永井荷風「断腸亭日乗」

...土牛を立て寒気を送る信仰と追儺我国でも牛を大地の象徴とし... 土牛を立て寒気を送る信仰と追儺我国でも牛を大地の象徴としの読み方
中山太郎「穀神としての牛に関する民俗」

...ただ問題となるのは文武朝の慶雲二年に始めて追儺を行うとき... ただ問題となるのは文武朝の慶雲二年に始めて追儺を行うときの読み方
中山太郎「穀神としての牛に関する民俗」

...何故に農事に関係なき追儺に用いたかと云う点である... 何故に農事に関係なき追儺に用いたかと云う点であるの読み方
中山太郎「穀神としての牛に関する民俗」

...追儺の呪術的信仰から云えば誠に徹底せぬ理論であるが... 追儺の呪術的信仰から云えば誠に徹底せぬ理論であるがの読み方
中山太郎「穀神としての牛に関する民俗」

...これは追儺祭の儺負人（なおいにん）や... これは追儺祭の儺負人やの読み方
中山太郎「穀神としての牛に関する民俗」

...また飛騨（ひだ）では宿儺（すくな）がそむいて... また飛騨では宿儺がそむいての読み方
蜷川新「天皇」

...大磯の追儺（つゐな）の男豆打てば脇役がいふ「ごもつともなり」　その大雪の光景は又海人（あま）の街雪過ちて尺積むと出でて云はざる女房も無し　と抒述されてまるで眼前に見る様だ... 大磯の追儺の男豆打てば脇役がいふ「ごもつともなり」　その大雪の光景は又海人の街雪過ちて尺積むと出でて云はざる女房も無し　と抒述されてまるで眼前に見る様だの読み方
平野萬里「晶子鑑賞」

...季冬に臘（ろう）に先だつ一日大いに儺（おにやらい）す... 季冬に臘に先だつ一日大いに儺すの読み方
南方熊楠「十二支考」

...追儺（ついな）の条にも明示された通り... 追儺の条にも明示された通りの読み方
南方熊楠「十二支考」

...「儺追（なやら）いをするといって犬君（いぬき）がこれをこわしましたから... 「儺追いをするといって犬君がこれをこわしましたからの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...「儺追（なやら）いをするのに... 「儺追いをするのにの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...傍へ「追儺」と書いた... 傍へ「追儺」と書いたの読み方
森鴎外「追儺」

...僕は追儺と書いた左傍に... 僕は追儺と書いた左傍にの読み方
森鴎外「追儺」

...今でも型ばかりは残っている尾張（おわり）の国府宮（こうのみや）の儺追（なおい）祭が... 今でも型ばかりは残っている尾張の国府宮の儺追祭がの読み方
柳田国男「木綿以前の事」

...大晦日（おおつごもり）には追儺（ついな）の式... 大晦日には追儺の式の読み方
吉川英治「私本太平記」

...郷人の儺（おにやらい）するときは... 郷人の儺するときはの読み方
和辻哲郎「孔子」

「儺」の読みかた

「儺」の書き方・書き順

いろんなフォントで「儺」