...わずか五銭のもと手でその時三十銭から四十銭にはなりました」「そんなにいい儲け口を止めてしまったのには?」「そりゃア...
岩野泡鳴 「猫八」
...何かうまい儲け口を早く見つけ給へ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...こんなすばらしい儲け口は又とないよ...
海野十三 「透明猫」
...3.そら儲け口だといふので勢込んで駈け出したフリツの野郎を全く君達に見せたかつたよ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...どの口……?」「儲け口がそんなにあるのかい」と俺はロクに言ったのだが...
高見順 「いやな感じ」
...ぼろい儲け口……」そんなことを言う百成は...
高見順 「いやな感じ」
...「その儲け口というのは...
高見順 「いやな感じ」
...そうしたぼろい儲け口が立派に成立している...
高見順 「いやな感じ」
...こんな儲け口はいくらもある」百成はニヤニヤ笑いをロクに投げて...
高見順 「いやな感じ」
...たまには儲け口もありましたが...
谷崎潤一郎 「幇間」
...他愛のない噂話や雑談の中から自分の儲け口を見つけるのに妙を得てゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その当座寄ると触(さわ)ると儲け口を嗅(か)ぎつけようとして...
徳田秋声 「足迹」
...しかし結局は親店の仕事を手伝ひ旁々(かた/″\)自分の儲け口を見つけるより外なかつた...
徳田秋声 「のらもの」
...みすみす儲け口を取逃がしてしまうのが残念でなりません」七十三お絹は今日は...
中里介山 「大菩薩峠」
...今時そう儲け口が転がってるもんじゃない」と幾分か自分に対して恩に被(き)せるように答えるのを...
夏目漱石 「坑夫」
...儲け口があるのだがどうだね...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...おとっさんが儲け口があるといってたが聞いたかい...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...まつたく本局勤めなんてどこが好いだらう――うまい儲け口なんか一つとしてありやしない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
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