...とんだ儲けものをしたことになるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...キャベツの芯(しん)や馬鈴薯が沢山落ちていてとんだ儲けものをすることがあります...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...長い静かな夜に入ることもまた儲けものだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あのけちんぼ一家の損得勘定じゃよっぽど儲けものだったにちがいないよ」かみさんたちは知らないのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...然し牛はあの調子で意外な儲けものでもしたやうな顏をして緩る緩ると休むでゐる...
若杉鳥子 「烈日」
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