...僕達はこれでお金を儲けようて目的(めあて)があつたんだからね...
薄田泣菫 「茶話」
...スマイリイはこの蛙のお蔭で少からぬ金儲けをしたので...
薄田泣菫 「初蛙」
...儲かるか...
林不忘 「安重根」
...……昼のうちは儲け仕事...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...それだけ儲(もう)けものだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...幸村の碑では金儲けにならん...
直木三十五 「大阪を歩く」
...ぽんと叩くと、銭が儲かるし、ぽんと叩くと、人でも斬れるし――」「南玉」小太郎は、日吉(ひえ)神社から、爪立ち登りになってきた道を、千鳥形に、縫って上りながら、佇んで「わしは、もしかしたら、今度は、父と同じになるかも知れんが――深雪のことについてだのう」南玉は、肥った身体の、山登りに、もう、呼吸を喘がせて、肌衣一つになって、それでも、肌衣に、汗を滲ませながら、小太郎の言葉を聞くと(庄吉の嫁に、と、いわねえもんかの)と、思った...
直木三十五 「南国太平記」
...儲けにこそならなかつたが...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...金が御父さん位儲(もう)かるなら...
夏目漱石 「それから」
...巳之助はお金も儲(もう)かったが...
新美南吉 「おじいさんのランプ」
...かすかな儲けで三人の口を...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...儲けが露と消えたと分かったときの...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...親切に金を貸して儲けさせようとしたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...思はぬ儲けばなしに有頂天となり...
牧野信一 「バラルダ物語」
...儲けたのであった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...金を儲ける文化企業者は...
宮本百合子 「木の芽だち」
...富士川游さんの儲蔵する所となつてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それは何でもトルキスタンあたりの或る活動会社が金儲けのために仕組んだ芝居だったのだ」「カラコラム映画会社に違いないわ」「そうかも知れない...
オン・ワタナベ(渡辺温) 「兵士と女優」
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