...廃品回収屋さんは、儲かる上に、こんなものが手にはいるなんて、いい商売だな」扇風戦車失敗の巻一郎は、扇風機を改造して、ロータリー除雪車に似たものを作ろうと決心したのであった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...4661.正常な手段で儲けた金と君のその金とは金の素性が違ふ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...いくら儲(もう)けたの...
高見順 「如何なる星の下に」
...ちっとも私に儲けさせてくれないと今夜見極めがついたから...
太宰治 「駈込み訴え」
...誰もが儲からない/\といふ...
種田山頭火 「行乞記」
...他愛のない噂話や雑談の中から自分の儲け口を見つけるのに妙を得てゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...保護してやった女どもから金を儲けてるとさえ言ったのです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...金を儲ける方とはどうにも関係のつけようがないと思って...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...うんと儲(もう)かっていた小屋にケチが付くのを心配して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――お福を殺して一體誰が儲(まう)かるんだ」「――」平次が變なことを言ひ出すのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は大儲けの悦びを持ち...
牧野信一 「山彦の街」
...「儲(もう)け仕事というんなら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そのうち往々後日の儲(たくわ)えに飼い置くにつけその性馴(な)らし使うに堪えたものと知れ...
南方熊楠 「十二支考」
...そこから儲けることなどマリヤには思いも及ばないことであったのです...
宮本百合子 「キュリー夫人の命の焔」
...金儲けなら支那軍に売渡す鉄砲でも積込むんだ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...……実はコンナ処へでも来て息を抜かなくちゃ遣り切れないほど儲かりますのでね...
夢野久作 「冥土行進曲」
...自分で儲けた金なら...
横光利一 「旅愁」
...不当に儲(もう)けようなどという考えは...
吉川英治 「新書太閤記」
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