...一緒に大きく儲けやうとはしないで他人(ひと)に儲けられまい儲けられまいとケチ/\してゐる...
内田魯庵 「青年実業家」
...儲けても悪くないんだ」張仙人は...
海野十三 「火星探険」
...骨が折れずに体裁もよくてそれで金の儲かる仕事を望むようになる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...好い儲口(もうけくち)でもあるかい」ひやかすように云って笑声(わらいごえ)をする者があった...
田中貢太郎 「女の首」
...「満州事変の際には目黒区に居住の有力な某政治浪人(特に名を秘す)の早耳により約十万円を儲けて同人に献金した事実があり」と読売新聞(九月二十八日付)が書いているのは多分無根の事実だろうが...
戸坂潤 「社会時評」
...三十四を拔き、三十五と成り、故マキノ省三と共に、キネマ界に入り「聯合映畫藝術家協會」を組織し、澤田正二郎、市川猿之助等の映畫をとり、儲けたり、損をしたりし――後、月形龍之介と、マキノ智子との戀愛事件に關係し、マキノと、袂を分つ...
直木三十五 「著者小傳」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...金が御父さん位儲(もう)かるなら...
夏目漱石 「それから」
...横町の道具屋などに意外な儲(もう)け方(かた)をされる代りに...
夏目漱石 「門」
...金儲(かねまうけ)や商賣のことにかけては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五歳になる女の子をさえ儲(もう)けていた...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...――ボオドレェルが一生に儲けた金は...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...危ないことをしなければ、金は儲からんよ...
久生十蘭 「手紙」
...サメの肝臓で儲けた金でモーターボートを買ったりする者がいて...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...「まさに同額を儲けたぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...此書も亦饗庭篁村さんの蔵儲中にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その診察にしぜんと立会うチャンスを儲けたのであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...密輸入をして一儲(ひともう)けしようとして失策(しくじ)ったしろものなんだよ」「ヘエ」「おまえだって...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??