...己は俳句も金を儲けてからだと觀念した...
高濱虚子 「俳諧師」
...松島は儲(もう)けの荒いところから...
徳田秋声 「縮図」
...みすみす儲(もう)かるべきものを儲けぬのは商人道に外れますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...金を儲けるか儲けないかのために必要なので...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう云うのよ」「鰹舟(かつおぶね)で儲(もう)けたら...
夏目漱石 「門」
...見掛けよりは金儲けが上手で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...一番儲かつたのは誰だ」平次は妙なことを訊くのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蓉子は未練げもなく舞台を捨ててよき妻となり二人の間には愛らしき子さえ儲けらるるに至ったのである...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...今度の定期市(いち)で三倍は儲かるぜ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「まさに同額を儲けたぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...我々も数ポンドの出費で大儲けできます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...飛んだ儲け物をしたので...
牧野信一 「鏡地獄」
...此の場合に当て嵌った真実ではないか?一日二円を儲けた人が...
松永延造 「職工と微笑」
...もちろん夥しい報酬を獲たがなお慾張って、廟に掲ぐる前に、見料先払いでその画を観せ、大儲け、因ってこの画のヘレナを遊君と綽名(あだな)したという...
南方熊楠 「十二支考」
...坊主まる儲けとか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...あの職人さんほどいいお金儲けをする人はないっていうし...
横光利一 「笑われた子」
...『金儲(もう)けだ...
吉川英治 「篝火の女」
...儲かることなら乗ってもいいし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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