...優秀な武力が一挙に決戦を行ない得るからである...
石原莞爾 「最終戦争論」
...そういう優秀な漆喰をここに敷(し)くという目的は...
海野十三 「東京要塞」
...優秀な文明に逢着してそれを取り入れざるを得なかった代りに...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...優秀な執筆者の才能を発見するに及んで...
豊島与志雄 「憑きもの」
...文学者としての谷崎氏の人格の優秀なる事を証明するからである...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...基礎学は子供のうちに叩き込んでしまって、一意、自家の大成に全力を注ぎうるように仕組まれていた彼の境遇も、仕合せといえば言えますが、天はその実力なき者に、優越の環境を許すものではありません、時代は永徳を現わさねばならぬようになっていたから、優秀な上に、優秀な待遇を与えて世に送り出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...世界に最も優秀なる民族はゲルマン人種であると力説し...
新渡戸稲造 「民族優勢説の危険」
...勇敢で優秀な故人に屈辱を加えないと約束する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...菜園――優秀なエンジンと王宮のような壮麗さと到れり尽せりのサアヴィスと...
牧逸馬 「運命のSOS」
...農業生産物が特に優秀な性質を有ち...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...優秀なものをえようと努める者のあこがれだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...従って優秀なもののもつ効果が消されてしまうであろう...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...このオペラに出る無名の新人にはなかなか優秀なシンガーがいて...
三浦環 「お蝶夫人」
...殿上役人などの中の優秀な人が舞い人に選ばれていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...優秀な道化役者は普通の着物を着...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二頭の優秀な猟犬を連れてはおりましたけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほとんど誰もあの優秀な陶磁器を以て代表させる...
柳宗悦 「工藝の道」
...又優秀なる教育の必要が益(ます/\)一般婦人に自覚せられて行(ゆ)く以上...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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