...かような優柔不断な態度を取る人々は...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...堅忍不抜と優柔不断などの混合物であって――問題がなんであろうと...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その御性格には優柔不断なところが少しもなく...
太宰治 「右大臣実朝」
...君もご存じのように、ハムレット王家の血の中には、優柔不断な、弱い気質が流れて居ります...
太宰治 「新ハムレット」
...我儘(わがまま)なくせに人一倍気が弱くて優柔不断な私には...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...まっとうな人間――ことにそれが優柔不断な思い切りの悪いモスクヴァ人の場合だと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...「おれの優柔不断なところはハムレットそっくりだ」と途々ラエーフスキイは考えた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...私は自分の優柔不断な態度が嫌になって来た...
外村繁 「澪標」
...現実を逃避して家族だけが幸福であればいいとねがっている優柔不断な人間がむきだしに出ている...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...お前は優柔不断なのだ...
藤野古白 藤井英男訳 「戦争」
...実に僕なるもの生活的に優柔不断なところあり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...従来の様な優柔不断な心掛では駄目であるが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...袁紹の優柔不断な性格がぐずぐずしているまに...
吉川英治 「三国志」
...優柔不断なことばかりいい歩いているので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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